先月、横浜での清塚信也氏のリサイタルに行ったが、妻が他の公演にも行ってみたいということで紀尾井ホールでのチケットを買った。

紀尾井ホール、なかなか格調高い感じのデザイン。
席は左側二階席で、今回は清塚氏の運指がバッチリ鑑賞できた。

先月同様、前半はクラシック、後半が清塚氏の曲など。
曲は先月と半分ぐらい同じで、MCも、ほぼ同じ。MCが本職ではないので、ここは仕方ない。。

後半は、高井羅人氏というサラリーマンピアニストとの連弾があって、面白かった。

妻が影響され、今度実家にある連弾の楽譜を取ってくるとのこと。

清塚氏、技巧派ということでガンガン弾いてるけど、もうちょっと音数少な目なピアニストの生演奏も聴いてみたいなと思った。
メタリカの新譜発売に伴う、Zepp Divercityでのイベントに行く機会があった。

イベントの内容は、「Through The Never」という2013年の映像作品を、大音量で上映するというもの。
その映像作品は、架空のライヴ映像と、そのライヴ中にスタッフの少年が荷物を取りに行くというストーリーの映像が時々挟まる形式。

ジェイソンの代わりのベーシストはほとんどなじみは無いし、ラーズの変貌ぶりには、予想はしていたが驚いた。
他の二人は逆に見た目があまり変わってないことに少しの驚き。

演奏される曲は昔の名曲が多く、
ヒマな学生だった時代に出た「Load」「Reload」までは聴きこんでいるけど、それより新しい作品は、一応持っているけどあまり聴いてない、
という履歴の自分には嬉しい構成であった。

「Master Of Puppets」がライヴでよくあるショートバージョンではなくて完奏だったのに嬉しい驚きがあったが、「Battery」がショートバージョンだったのが残念。

で、大音量の音なんだけど、ドラムとベース、低音ギターリフはビシビシと体に響き、持っていたプラコップや着ている服もビリビリ振動する、というライヴならではな体験ができた。
が、これもライヴあるあるかもしれないけど高音ギターの音のバランスが悪くて迫力不足。

昔の曲は特に、ザクザクとしたリフだけでなくて高音ギターソロも魅力なメタリカを聴くにはベストとは言い難い音設定であった。

ともあれ、生で花火を観る魅力同様、現在の家庭のAV機器では味わえない音圧を、近所迷惑にならずに家でも再現できたら感動につながるなと思った。
ギタリストがジョン・フルシアンテから、その盟友ジョシュ・クリングホッファーに交代。
引継ぎが上手く行っているのか、はたまた若きジョシュ君が器用なのか、ジョンが弾いているようなフレーズ連発で違和感なし。

一方で、さすがにちょっと控えめにバッキングに徹しがちなギターの代わりにフリーのベースが全面に出て曲のメインリフを担当しており、なんとなく大人のダンスミュージックな感じのグルーヴがあってよろしい。

メンバー的にはなかったことになってるっぽいハードロックなデイヴ・ナヴァロ時代も嫌いではないのだが、
ハイレル・スロヴァク→ジョン→ジョシュ、とサイケ風味を残しつつ、それぞれ特徴的なギタリストが新風を吹き込みつつ超絶リズム隊+アンソニーのヴォーカルと絡むといういい感じの変化を見せて何十年も一線に残っているのが、もし意図的な戦略だとしたらすごい。

今回も来日が楽しみである。
「たけしのコマ大数学科」のエンディングテーマ、"White Russian Doll"が入っているので買ってみたが、
気に入っている同曲のようなアップテンポな曲は少なく、カーディガンズを彷彿とさせる、甘いヴォーカルで昔のポップスのような雰囲気のミドルテンポの曲が多かった。

ただしイギリス出身ということで、ヨンショーピング市とかいう北欧の田舎街出身であるカーディガンズに比べるとだいぶ洗練された楽曲である。

どうでもいいけどカーディガンズといえば、不美人ヴォーカルのいい女気取りが鼻についたものであるが、このLucky Soulというバンドのヴォーカルの人は声のわりにはあまり若くなさそうなヴィジュアルなんである。
このへんの曲が入った、音質のよろしくないライヴ盤は持っているのだが、通りすがったブログでこのアルバムが褒められていたのでついつい聞きたくなり購入。

ザクザクと重く力強いギターリフとリズム隊、ライヴの掛け声のためのコーラス。
歌詞カードには、ここでモッシュしましょうみたいに書いてあるのだ。
メリハリのある、ライヴを意識した楽曲群。
これはいい。

Anthraxのライヴは一度行った事あるが、新宿リキッドルームのあるボロビルの床が抜けるんじゃないかってぐらい会場は激しく揺れていた。

それを思い出して、懐かしくなった。

NAMInoYUKUSAKI

2010年12月4日 音楽
ドラマ「SPEC」開始以来脳内をぐるぐる回っていて、実際YouTubeに転がっていた音源をヘビーローテーションしていたこの曲がついに発売。

YouTubeで無料でいつでも聴けるなんて便利な世の中になったものだが、レコードからCDに変わった時代を経験した旧世代の人間としてはなぜかCDで音源を所有していたくなってしまうのだった。

この人達はボストンで活動してる日本人とのことで英語歌詞版と日本語歌詞版が両方収録されているのだが、
英語歌詞ヴォーカルのリズム楽器のような効果に比べると、日本語歌詞のキレの無いのっぺりぶりに、
サザンオールスターズが出てくるまでは日本語ロックはなんか変だったというのを思い出してしまうのだった。

聴けば聴くほど、やはりベースラインが秀逸。

Tom Tom Club

2010年11月14日 音楽
「Little Creatures」のがっかり感にめげずに、Talking Headsのリズム隊がやってるエレクトリックポップのバンドのCDに挑戦。

「Remain In Light」のテイストを少し感じさせる、垂れ流し向きな電子ポップといった感じで、まあまあよかったかも。

CHACMOOL

2010年11月14日 音楽
「SPEC」の主題歌”NAMInoYUKUSAKI”(は、まだ発売してないが)が気になって、THE RICECOOKERSのCDを購入。

バークレイ音楽学校出身のボストン在住の日本人が結成したバンドとのことで、バークレイというとDream Theaterが思い出されるのだが、そういう展開に凝ったロックであるところは共通している。

メロディラインに日本特有の歌謡曲的ポップさが皆無で、音はアメリカのからっとした現代ロックであり、たまに出てくる日本語歌詞のヴォーカルがなければ日本人がやっているのを忘れる。

Little Creatures

2010年10月15日 音楽
ちょっと前に、もともと前半の走ってる曲をよく聴いていたTalking Headsの「Remain In Light」の後半に入ってるアンビエント系な曲が気に入りだして、他のアルバムでもいい曲ないかなと思ってデビューアルバムの「Psycho Killer」と、「Remain In Light」の2枚後にあたるこれを買ってみた。

前者は、特に尖ったところを感じないありきたりなニューウェーブバンドの音楽に聴こえ、こっちはこっちで器用になってはいるが、「Remain In Light」のような、異質の特徴あるオーラのようなものはまったく感じなかった。

のちに大成するバンドの初期の作品がありきたりなものであることはよくあって、例えばRadio Headの「Pablo Honey」なんかも、垢抜けないREMか、みたいな印象を受けたりしたのだが、後半の作品も冴えなくて1枚だけ異質というのは、面白いことでもあるし、物悲しくもある。

ぶっ生き返す

2010年8月3日 音楽
シールの付いたCDを2枚買うと割引ということで物色してたらこれが目に入った。
パンテラみたいな人たちだと思ったら、
なんと上の兄弟(姉)がドラム、弟がギターかつ中心人物、実際ヴォーカルとギターはパンテラの影響を公言ということでそのまんまだったのか、

と思いきや、パンテラ風な曲は最初の1曲だけで、あとはあまり好みのジャンルではないメロコアなのであった。

パンテラ風な曲はよかったので、もっとやればいいのに。

2010

2010年8月3日 音楽
クラムボンの新作。

前作「Musical」は、好みの方向とは違う方に行ってしまったなーと思ったのだが、本作はその延長線ながらも好みの路線に戻ってきてくれたようで、ちょっと安心。

もともと3人編成がゆえのシンプルでエッジの効いた音が好きだったのだが、ここ最近は奥行きを出すことを志向しているみたいでメロディーの分かりやすさとか音のメリハリが後退してしまいつつも、渋くていい曲を作る方向で試行錯誤している感じ。

いわば、Red Hot Chili Peppersが「Blood Sugar Sex Magik」出したときのような時期なのか?

GAME

2010年8月3日 音楽
ペプシの宣伝で昔懐かしいカーディガンズをカバーしているのを聴いて、CDが欲しくなり購入。

電子音楽ということでサンプリングしまくってるようなのも一因だろうか、どこかで聴いたようなフレーズを上手いこと継ぎ接ぎした感じの、聴きやすい電子ポップス。

作詞作曲を手掛ける中田ヤスタカという人は10数年前の小室哲哉並に活躍しているようで。

しかし語尾が基本「~なの」な歌詞も全部この兄ちゃんが作っているのかと思うとちょっと微妙。

十七歳

2010年6月5日 音楽
YouTubeでライヴ映像とかみてる限りでは裏拍ロックばっかなのかなと思った20代半ばの若者によるバンド、Base Ball Bearのセカンドアルバムである。

ダンス音楽的な裏拍疾走チューンばかりというわけではなくて、
ポップなメロディにハードなギターということでマーティー・フリードマン好みな和製ロック。
本人たちはナンバーガールに影響を受けているようだが、
ヘタウマなヴォーカル、メタル的ギター、手数の多いフレーズもこなすドラム、女性ベース、ということで、スマッシングパンプキンズを彷彿とさせる。

そういや、スマッシングパンプキンズはリードギターはジェームズ・イハなのかと思ったらヴォーカルの人が兼リードギターだったと知ったときはなんだかたまげたものだ。

そんなこんなで、30半ばのおっさんがこういう若者向けのCDを買うのはなんだか若作りしてるみたいで恥ずかしかったりする。
ちょっとけだるい脱力系ラップなスチャダラパー。
「WILD FANCY ALLIANCE」と「ドコンパクトディスク」だけ持っているのだが、20年分の作品から選んだベスト盤が出たということで買ってみる。

年代が後に行くほど洗練されたかっこいい曲が多く、大人になってるんだなーと実感。

あとコラボものは、ベスト盤だから当たり曲だけ拾っているのかもしれないけど、いい曲が多い。

Home (通常盤)

2009年10月7日 音楽
ライブのMCが変わってるらしく、この人のモノマネする芸人をあちこちで観たが、本物は紅白で、ながら観した程度。

なんだか気になってきたので、CDを買った。
(マイコーりょう→MJのときと同じ行動)

普段マイナー調な日陰の曲ばっか聴いているせいか、この人のメジャーコードっぽい(音感ないので、実際はどうだかしらないけど)陽の当たる感じの曲は新鮮に聴こえるのだった。

このところ、中堅サラリーマン生活で疲れ気味なので、こういう音楽は癒される。
歌も上手くて安定してるので、安心感があるというか。

俺は音楽聴くときはあんまり歌詞が頭に入ってこないのだが、この人の歌詞は観念的でなくて直接的だからか、頭に入ってくる。
(できれば歌詞は聞き流したい派)
それでもって、明るい曲調がほとんどなのに、半分ぐらいは暗い内容だっていう。

というわけで、聴いた結果、あまたのモノマネ芸人は、歌に関してはあんまり似てないことがわかった。(MCはたぶん特徴とらえてるんだろうけど)
みんな好きなんでしょうねえ。
最近のマイブーム芸人、マイコーりょうの芸をより楽しむために、マイケル・ジャクソンのベスト盤を購入。
(ベストはいろいろなエディションがあるらしく、自分が買ったのは2枚組の香港版)
それにわりと近いタイミングでご本尊が死んでしまったのには驚いたが。

ベスト盤だからということもあるのだろうが、さすがに関係者がたくさんいるんだろうなあと思わせる細部まで隙の無い仕上がりで、なおかつ船頭多くして、、、に陥らずにちゃんと楽曲にメリハリがあるのがさすが。
(MTV全盛期を思われる、これは要らんだろうと思わせるイントロがいくつかあるのはご愛嬌か)

普段ロックを聴いてる人間からすると、やはり"Beat it"の白眉なギターが印象深いが、他にも結構ハードロックな感じの名曲が多いのは知らなかった。

alfred and cavity

2009年2月7日 音楽
WOWOWに加入していた去年の夏、RockOnJapanだかなんだかというイベントが放送されていて、そこに出ていて異彩を放っていたグループのCDが欲しくなり、HMVとかで探したのだがどうにもみつからない。
で、結局Amazonで手に入れた。

もともとへヴィメタルな音楽をやっていた人たちのバンドだそうで、一見、というかかなりフュージョン風なのだが、根底に流れる魂はロック、みたいな感じ。
軽そうだけど重いっていうか。。

フュージョン風なのと手数がやたら多い(技術自慢?)のがDream Theaterぽいなあという印象を持つ。

俺のような中年にとっては手数の多さがややうるさく聴こえてしまうのだが、いい感じの引き算を覚えたら凄い化けそうだなあという予感も。

トゥナイト

2009年1月28日 音楽
「みんなロック~」で知ったバンドの新譜を買う。

イギリスらしい陰鬱な雰囲気とポップなメロディが共存しているのと、ダンスビートなのは変わってない部分。
ファーストアルバムに比べて変わったのは、作る曲の幅が広がったと感じるところ。
ただ、何回か聴いてみて、ファーストより印象的な曲がないような気がするし、このバンドは先達のエッセンスを器用に取り込んでいる印象があるのだが、作曲の幅が広がったことは、いろんなところからエッセンスを拝借するのが上手くなったという無難な器用さを身につけただけのように感じられないでもない。

なんだか、安定感だけで特に突出したところのないサッカー日本代表の駒野を彷彿とさせるのだった。

いいなあと思っていた創作家の最新作品が琴線に触れないとき、自分が創作家の感性についていけてないのか、単に創作物がショボイだけなのか判然としないので困る。
BS1「ロックで大人に~」のUK最新(?)事情として紹介されていたのがリバティーンズとこれ。
で、せっかくなのでこっちを買ってみる。

ダンス音楽風に裏拍をリズムの主体とし、イギリスらしい、暗くて湿っぽくてどこか懐かしいメロディライン、かつ1曲が短くてシンプルなのがポップというかパンクっぽいというか、
というかんじで、確かにUKロックの歴史をそこはかとなく感じさせる音楽なのであった。

ちょうど今週新譜が出るとかで、偶然とは思えないタイミングである。

バンド名はWWIの引き金となった皇太子にちなんだ名前だそうだが、フェルディナンドは英語読みだと、サッカーファンご存じファーディナンドである。

ZOOROPA

2008年11月15日 音楽 コメント (2)
U2の、デジタル音楽3部作の真ん中の作品であり、
冷戦の雪解けで東欧と西欧の境目がなくなりつつあった激動期のアルバムでもある。

U2のアルバムは各曲の当たりはずれが激しい印象があるのだが、U2の曲の地味な部分と打ち込み音の絶妙なハーモニーがあるんじゃないかと思うこのアルバムはわりと好きな曲が多い。

会社の同期だったY君から昔U2のデジタル3部作を借りて、MDにしていたのだがMDラジカセが壊れかけており、そもそも音源をデジタル化したいなと思い、わざわざCDを買った。

関係ないけど、戦争ばっかやってた欧州がEUとかいっていろいろ統合して仲良くしようとしているのは国としてすごい大人で素晴らしいなあと思う。
どう考えてもアジアでは当面無理そうだもの。

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