https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/jujutsu.html
マワシヨミジャンプで1巻を読んで、続きが気になったのでマンガ喫茶で現行最新の5巻まで読んだ。
ダークな内容で、少年誌に載っていることにちょっと違和感あるが、逆におじさんにも読み応えがある内容ということ。
随所に歴代のジャンプ漫画などのいいとこ取りな要素が見え隠れする印象だが、ともあれ久々にハマった漫画。
定期的に一気読みしていきたい。
マワシヨミジャンプで1巻を読んで、続きが気になったのでマンガ喫茶で現行最新の5巻まで読んだ。
ダークな内容で、少年誌に載っていることにちょっと違和感あるが、逆におじさんにも読み応えがある内容ということ。
随所に歴代のジャンプ漫画などのいいとこ取りな要素が見え隠れする印象だが、ともあれ久々にハマった漫画。
定期的に一気読みしていきたい。
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亜人(8) (アフタヌーンKC)
2016年5月14日 アニメ・マンガ
最近巷で盛り上がっているらしい漫画。
電子書籍で一巻を無料配布していて、読んだら面白かったので、現行最新刊まで読んだ。
ジャンル的には「寄生獣」的なもので、概要は下記。
・死んでも再生する人間、「亜人」の存在が発見された
・亜人は再生する以外は人間とあまり変わらなくて、日本だと捕まって実験台にされる
→ 「第9地区」に似てる、というか影響受けてると思う
・実は、亜人は上記以外にもJoJoのスタンドみたいな戦闘能力の高い人形みたいなもの「別種」を出す能力を持っている。
→ 謎がおおく探り探りな「別種」同士の戦闘シーンなど、「寄生獣」っぽい
主人公が子供だけど頭は良いし特別な存在であるところはいかにも漫画だし、ところどころあれっと思うところはあるけど、そこそこ説得力のある描写で、今のところ展開が冗長でなくてスピード感があるのがよろしい。
電子書籍で一巻を無料配布していて、読んだら面白かったので、現行最新刊まで読んだ。
ジャンル的には「寄生獣」的なもので、概要は下記。
・死んでも再生する人間、「亜人」の存在が発見された
・亜人は再生する以外は人間とあまり変わらなくて、日本だと捕まって実験台にされる
→ 「第9地区」に似てる、というか影響受けてると思う
・実は、亜人は上記以外にもJoJoのスタンドみたいな戦闘能力の高い人形みたいなもの「別種」を出す能力を持っている。
→ 謎がおおく探り探りな「別種」同士の戦闘シーンなど、「寄生獣」っぽい
主人公が子供だけど頭は良いし特別な存在であるところはいかにも漫画だし、ところどころあれっと思うところはあるけど、そこそこ説得力のある描写で、今のところ展開が冗長でなくてスピード感があるのがよろしい。
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昭和初期ぐらいまでの有名文学作品が10ページぐらいの水木しげるタッチのマンガに要約してあって、
それらを読んだ気になれるというコンセプトの短編マンガ集。
10ページぐらいのマンガによるあらすじになってしまうと大抵の作品は味気なくなってしまう模様。
これで超特急であらすじを読んで興味を惹かれることは稀で、実際に原作が気になった作品は、
菊池寛「恩讐の彼方に」
夢野久作の「ドグラマグラ」
ぐらい。
夢野久作は青空文庫で何冊か読んでおり、「ドグラマグラ」は元々気になっていたけど、
これは日本探偵小説三大奇書と言われるだけあって、予備知識なしに読んだらなかなかきつそうだったので、これを読んだきっかけでいろいろWebの記事を読んで、あらかじめ知識を得ておいてよかったなと。
それらを読んだ気になれるというコンセプトの短編マンガ集。
10ページぐらいのマンガによるあらすじになってしまうと大抵の作品は味気なくなってしまう模様。
これで超特急であらすじを読んで興味を惹かれることは稀で、実際に原作が気になった作品は、
菊池寛「恩讐の彼方に」
夢野久作の「ドグラマグラ」
ぐらい。
夢野久作は青空文庫で何冊か読んでおり、「ドグラマグラ」は元々気になっていたけど、
これは日本探偵小説三大奇書と言われるだけあって、予備知識なしに読んだらなかなかきつそうだったので、これを読んだきっかけでいろいろWebの記事を読んで、あらかじめ知識を得ておいてよかったなと。
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All You Need Is Kill 2 (ジャンプコミックス)
2014年8月30日 アニメ・マンガ
ハリウッド映画化されたライトノベルを原作に、小畑健氏が描いた漫画。
バトルスーツでウニみたいな宇宙人と戦う地球で、
新兵が死んだらリセットを繰り返して強くなっていくという内容。
ハリウッド映画版と違って、ほぼ原作に沿った内容であるとのこと。
全2巻でさくっと読めてしまうところや、
1巻、2巻の構成にも意味がこめられていて、連載漫画ではありえない企画ものならではの構成の完成度が素晴らしい。
バトルスーツでウニみたいな宇宙人と戦う地球で、
新兵が死んだらリセットを繰り返して強くなっていくという内容。
ハリウッド映画版と違って、ほぼ原作に沿った内容であるとのこと。
全2巻でさくっと読めてしまうところや、
1巻、2巻の構成にも意味がこめられていて、連載漫画ではありえない企画ものならではの構成の完成度が素晴らしい。
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プラネテス全4巻 完結セット (モーニングKC)
2013年8月9日 アニメ・マンガ
10巻で完結するおススメマンガを検索していたら挙がっていた作品。
2070年代、スペースデブリの回収業者で働く主人公たちの日常を描いた作品。
人工衛星を使ったテロなんかの話も出てくるし、主人公はエリート宇宙飛行士の素質があったりするけど、木星まで有人飛行するほどのSFにしては概ね設定が地味なリアル路線で世界観がしっかり構築されており、物語も壮大な宇宙が舞台なわりには人間の内なる葛藤の話だったりする。
さすがに中盤以降風呂敷が広がりかけるけど、まあまあおさえめ。
というわけで、雰囲気はパトレイバーっぽい。
面白かった。
2070年代、スペースデブリの回収業者で働く主人公たちの日常を描いた作品。
人工衛星を使ったテロなんかの話も出てくるし、主人公はエリート宇宙飛行士の素質があったりするけど、木星まで有人飛行するほどのSFにしては概ね設定が地味なリアル路線で世界観がしっかり構築されており、物語も壮大な宇宙が舞台なわりには人間の内なる葛藤の話だったりする。
さすがに中盤以降風呂敷が広がりかけるけど、まあまあおさえめ。
というわけで、雰囲気はパトレイバーっぽい。
面白かった。
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ヘウレーカ (ジェッツコミックス)
2013年8月5日 アニメ・マンガ
第二次ポエニ戦争のシラクサ攻防戦が題材の、1巻読み切りマンガ。
原作者は「寄生獣」の人。
電子書籍のサイトで、マンガのセールスキャンペーンやってたので、10巻以内で終わる面白いマンガを調べた結果として購入した。
アルキメデスが考えたというシラクサの城壁防御兵器が筆者独自の解釈でいろいろと出てくるが、蒸気機関投石器をはじめとして細部にリアリティがなく、説得力ゼロ。
「寄生獣」や「七夕の国」みたいなフィクションならともかく、実話ベースの話でこれをやられると、ちょっと興ざめ。
ついでに、岩明氏の絵はスピード感があまりなく、物語の3割ぐらいの比率を占める戦争シーンにあまり迫力がないのが残念。
とはいえ、残りの5割を占める、籠城戦における人間の心理の変化を描いたドラマは氏の得意とするところのようで、十分楽しめる。
これまた渋い題材のディアドコイ戦争を描いているという「ヒストリエ」というマンガも興味をひかれたが、作者の遅筆などあって完結してなく、かつその目途も立ってないらしいのと、どうやら岩明氏による実話ベースの戦争シーンはあまり楽しめないようなので、こちらは買い控え。
原作者は「寄生獣」の人。
電子書籍のサイトで、マンガのセールスキャンペーンやってたので、10巻以内で終わる面白いマンガを調べた結果として購入した。
アルキメデスが考えたというシラクサの城壁防御兵器が筆者独自の解釈でいろいろと出てくるが、蒸気機関投石器をはじめとして細部にリアリティがなく、説得力ゼロ。
「寄生獣」や「七夕の国」みたいなフィクションならともかく、実話ベースの話でこれをやられると、ちょっと興ざめ。
ついでに、岩明氏の絵はスピード感があまりなく、物語の3割ぐらいの比率を占める戦争シーンにあまり迫力がないのが残念。
とはいえ、残りの5割を占める、籠城戦における人間の心理の変化を描いたドラマは氏の得意とするところのようで、十分楽しめる。
これまた渋い題材のディアドコイ戦争を描いているという「ヒストリエ」というマンガも興味をひかれたが、作者の遅筆などあって完結してなく、かつその目途も立ってないらしいのと、どうやら岩明氏による実話ベースの戦争シーンはあまり楽しめないようなので、こちらは買い控え。
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GANTZ 31 (ヤングジャンプコミックス)
2011年8月15日 アニメ・マンガ
休み前職場にヤングジャンプが落ちてて、そういうやどうなったのかなと思ってチェックしたのを機に気になってしまったので、ヒマな夏休みを利用して現行巻を一気読みした。
作者の趣味で無駄にエログロな、人間対その他の地球外知的生命体のサバイバル対決マンガ。
キャラ造形や一部シーケンス、設定などがどっかで観たもののオンパレードでオマージュというかパロディというかインスパイヤだらけだったりするけど、まあ面白いからいいや。
展開が遅いので、できれば完結してから読みたかった。
大阪チームがDQNばっかりだけど、作者大阪人に恨みでもあるのか。。。
作者の趣味で無駄にエログロな、人間対その他の地球外知的生命体のサバイバル対決マンガ。
キャラ造形や一部シーケンス、設定などがどっかで観たもののオンパレードでオマージュというかパロディというかインスパイヤだらけだったりするけど、まあ面白いからいいや。
展開が遅いので、できれば完結してから読みたかった。
大阪チームがDQNばっかりだけど、作者大阪人に恨みでもあるのか。。。
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ドラゴンヘッド(10) (ヤンマガKCスペシャル (854))
2011年7月27日 アニメ・マンガ
連載当時は途中で読むのをやめてしまったが、
毎週通っている定食屋に全巻揃っていたので一気読みした。
地殻変動を伴う火山爆発による大災害を描いているが、テーマはそういう状況における人間の内面で、恐怖やら心の闇やら。
どんなことが起ころうと、結局は捉え方次第なのである。
悪いように考えてアッチの世界に行ってしまうのも、前向きに正気を保って未来に希望をつなぐのも気の持ち方次第である。
毎週通っている定食屋に全巻揃っていたので一気読みした。
地殻変動を伴う火山爆発による大災害を描いているが、テーマはそういう状況における人間の内面で、恐怖やら心の闇やら。
どんなことが起ころうと、結局は捉え方次第なのである。
悪いように考えてアッチの世界に行ってしまうのも、前向きに正気を保って未来に希望をつなぐのも気の持ち方次第である。
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ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」
2011年5月24日 アニメ・マンガ
ゴージャス松野似にしばらく貸していたのが戻ってきたので一気読み。
なんと物心がつかない頃である1982年から連載が始まっていたそうだが、たしか5巻が出たときに単行本をみつけて読み始めて、最終7巻が出たのは1995年、大学生のときである。
ちょうど5巻目が一番救いのない展開なので、映画とのギャップになんじゃこりゃと衝撃を受けたのであった。
何度か読んでいるはずなのだが、今回もチャルカだと思っていた人物の名前が実はチヤルカだったり、皇弟ミラルパは”実質的統治者”であって実は神聖皇帝じゃなかったらしいという新たな発見が。
完結した16年前に読んだ時もなにかを感じたと思うのだが、すっかりおっさんになった今読んでも本書における死生観は考えさせられるものがあるし、
最終的に神の領域に達している主人公のナウシカはともかく、ぶっとんでいる神聖皇帝ナムリス、意外と剽軽なヴ王や悩めるカリスマのクシャナなど脇役が実に味わい深い。
バイオテクノロジーと原子力技術、人工知能技術の結晶である巨神兵が引き起こした核戦争後の世界を描いた本作、本当に大海嘯が来た上に原子力の管理に失敗した結果、泥水と放射能まみれになった現代東日本の状況と多少かぶるものがある。
預言書かよ!
というわけで、本書を読んで、震災後日本における自分のポリシーを省みるのもよいかと。
なんと物心がつかない頃である1982年から連載が始まっていたそうだが、たしか5巻が出たときに単行本をみつけて読み始めて、最終7巻が出たのは1995年、大学生のときである。
ちょうど5巻目が一番救いのない展開なので、映画とのギャップになんじゃこりゃと衝撃を受けたのであった。
何度か読んでいるはずなのだが、今回もチャルカだと思っていた人物の名前が実はチヤルカだったり、皇弟ミラルパは”実質的統治者”であって実は神聖皇帝じゃなかったらしいという新たな発見が。
完結した16年前に読んだ時もなにかを感じたと思うのだが、すっかりおっさんになった今読んでも本書における死生観は考えさせられるものがあるし、
最終的に神の領域に達している主人公のナウシカはともかく、ぶっとんでいる神聖皇帝ナムリス、意外と剽軽なヴ王や悩めるカリスマのクシャナなど脇役が実に味わい深い。
バイオテクノロジーと原子力技術、人工知能技術の結晶である巨神兵が引き起こした核戦争後の世界を描いた本作、本当に大海嘯が来た上に原子力の管理に失敗した結果、泥水と放射能まみれになった現代東日本の状況と多少かぶるものがある。
預言書かよ!
というわけで、本書を読んで、震災後日本における自分のポリシーを省みるのもよいかと。
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テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)
2011年5月16日 アニメ・マンガ
映画化されるせいか、なにかと話題のこの作品、気になったので出ている3巻を一気読み。
古代ローマ帝国は五賢帝ハドリアヌスの時代の堅物の風呂技師が、
風呂のことで悩む→水に落ちる→現代日本にワープ→ヒントを得たのち、気を失う→ローマに戻ってウマー
というルーティーンを経て成功していくギャグマンガ。
1巻分は不定期連載だったこともあってか、基本的に1話完結スタイル。
これを書いたヤマザキマリという人の夫が古代ローマオタクのイタリア人とのことで、作者もものすごく古代ローマに詳しいんだろうけど、そのへんのディテールはさらっと流して軽いギャグマンガになっている。
いつもディテールに凝りまくった理系オタク漫画ばっか読んでる俺的にはちょっと物足りないが、このへんがこの漫画が広く受けている理由のひとつだろうか。
映画は阿部寛が主演とのことだけど、この漫画の主人公がTrick以来の阿部の持ち芸である堅物職人キャラまんまなのでバッチリハマっている。
内容的に連続TVドラマのほうがあってそうなんだけど、映画の製作はフジテレビとのことなので例によって2時間TVドラマみたいなお手軽映画に仕上がるんだろうな。
古代ローマ帝国は五賢帝ハドリアヌスの時代の堅物の風呂技師が、
風呂のことで悩む→水に落ちる→現代日本にワープ→ヒントを得たのち、気を失う→ローマに戻ってウマー
というルーティーンを経て成功していくギャグマンガ。
1巻分は不定期連載だったこともあってか、基本的に1話完結スタイル。
これを書いたヤマザキマリという人の夫が古代ローマオタクのイタリア人とのことで、作者もものすごく古代ローマに詳しいんだろうけど、そのへんのディテールはさらっと流して軽いギャグマンガになっている。
いつもディテールに凝りまくった理系オタク漫画ばっか読んでる俺的にはちょっと物足りないが、このへんがこの漫画が広く受けている理由のひとつだろうか。
映画は阿部寛が主演とのことだけど、この漫画の主人公がTrick以来の阿部の持ち芸である堅物職人キャラまんまなのでバッチリハマっている。
内容的に連続TVドラマのほうがあってそうなんだけど、映画の製作はフジテレビとのことなので例によって2時間TVドラマみたいなお手軽映画に仕上がるんだろうな。
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バジリスク~甲賀忍法帖~(5) <完> (ヤンマガKC)
2011年4月15日 アニメ・マンガ
しょぼしょぼな「SHINOBI」を観て、ググっていたら同じ甲賀忍法帖を原作としたこの漫画の評判がよかったので注文してみた。
映画の登場人物の見せ場の無さもなかなかのものがあったが、10人対10人のこの漫画でもわりと出オチな忍者が多数登場。
中には、それで恐れられた忍者隠れ里の選抜メンバーなのか、お前はオシムジャパンの山岸か!?、岡ちゃんジャパンの駒野か!?と思ってしまうような人も。
しかし、この漫画が描かれたのは21世紀だけど、原作は昭和。
昭和の漫画っていうと車田正美作品みたいな、必殺技の名前叫んだら相手が吹っ飛んで終わりみたいな簡単な描写でも十分面白くて人気を博したものである。
21世紀でも車田漫画の流れを汲む「BLEACH」なんてものもあるけど、やはりJOJO以降の、相手との相性があったりだとか色々作戦立てたりだとかの戦略性のあるバトル漫画に慣れてしまうとちょっと物足りない。
甲賀忍法帖あってのNARUTOだろうけど、進化系だけあってNARUTOの暁編の方が全然面白い。
映画の登場人物の見せ場の無さもなかなかのものがあったが、10人対10人のこの漫画でもわりと出オチな忍者が多数登場。
中には、それで恐れられた忍者隠れ里の選抜メンバーなのか、お前はオシムジャパンの山岸か!?、岡ちゃんジャパンの駒野か!?と思ってしまうような人も。
しかし、この漫画が描かれたのは21世紀だけど、原作は昭和。
昭和の漫画っていうと車田正美作品みたいな、必殺技の名前叫んだら相手が吹っ飛んで終わりみたいな簡単な描写でも十分面白くて人気を博したものである。
21世紀でも車田漫画の流れを汲む「BLEACH」なんてものもあるけど、やはりJOJO以降の、相手との相性があったりだとか色々作戦立てたりだとかの戦略性のあるバトル漫画に慣れてしまうとちょっと物足りない。
甲賀忍法帖あってのNARUTOだろうけど、進化系だけあってNARUTOの暁編の方が全然面白い。
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泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート
2010年10月22日 アニメ・マンガ
宮崎御大は戦車好きらしく雑想ノートでも戦車ネタは出てくるが、
後退するロシア戦線で活躍したドイツの戦車小隊長オットー・カリウスの自伝を元にしたマンガ、同じく戦車をネタにしたマンガの2作品と、趣味が高じてカリウスが戦った戦地まで訪ねてしまったときのルポタージュが収められたマニアックな趣味全開の作品。
趣味をお金を取れるクオリティまで高められる人は数少ないけれど、その作品やパフォーマンスから本当に楽しそうにやってるなーと感じられる上にお金を取れるレベルでも納得の質というのはなかなかない。
ちなみに乗り物の戦いというと海や空の戦いに比べると、地上戦というのは制約が大きいのと機動力がないせいか、この本のタイトル同様、泥臭くて絵にならないようで地上の乗り物が戦う映画ってあまりない。
ガンダムだったり、乗り物じゃなくてもドラゴンボールの登場人物が空を飛ぶのはそういうことか。
まあとにかく宮崎御大の武器マニアぶり、おそるべし、な一冊。
後退するロシア戦線で活躍したドイツの戦車小隊長オットー・カリウスの自伝を元にしたマンガ、同じく戦車をネタにしたマンガの2作品と、趣味が高じてカリウスが戦った戦地まで訪ねてしまったときのルポタージュが収められたマニアックな趣味全開の作品。
趣味をお金を取れるクオリティまで高められる人は数少ないけれど、その作品やパフォーマンスから本当に楽しそうにやってるなーと感じられる上にお金を取れるレベルでも納得の質というのはなかなかない。
ちなみに乗り物の戦いというと海や空の戦いに比べると、地上戦というのは制約が大きいのと機動力がないせいか、この本のタイトル同様、泥臭くて絵にならないようで地上の乗り物が戦う映画ってあまりない。
ガンダムだったり、乗り物じゃなくてもドラゴンボールの登場人物が空を飛ぶのはそういうことか。
まあとにかく宮崎御大の武器マニアぶり、おそるべし、な一冊。
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夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)
2010年10月14日 アニメ・マンガ
広島の原爆投下の10年後の広島、60年後の東京と広島が舞台。
原爆症がテーマの話だけど、通常兵器でも戦争と関係ないはずの市民の人生は台無しになりがちだったりする。
しかも、近代化するにつれて責任者が命張らなくていい感じになってるし。
直接の利害関係者同士だけで南極あたりで勝手にやっていただくわけには行かないんですかのう。
原爆症がテーマの話だけど、通常兵器でも戦争と関係ないはずの市民の人生は台無しになりがちだったりする。
しかも、近代化するにつれて責任者が命張らなくていい感じになってるし。
直接の利害関係者同士だけで南極あたりで勝手にやっていただくわけには行かないんですかのう。
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「紅の豚」の原作である「飛行艇時代」を含む、宮崎駿が模型雑誌に持っていた連載ページのコンテンツ集。
連載は、最初イラスト+設定メモ程度だったのが、駿御大がだんだん趣に乗ってきたのか後半は短編マンガへ。
御大のミリタリーマニアぶりに裏打ちされた、ディテールに凝った虚々実々な設定は実に読み応えがあり、御大が描くフィクションの世界の説得力や深みはこういった史実に対する深い造詣から生まれているのだなと納得出来る一冊である。
軍事に疎いわけではない俺だけど、特設監視艇等のマニアックな史実は知らなくて、読んだあとにWebで調べて二度美味しかった。
連載は、最初イラスト+設定メモ程度だったのが、駿御大がだんだん趣に乗ってきたのか後半は短編マンガへ。
御大のミリタリーマニアぶりに裏打ちされた、ディテールに凝った虚々実々な設定は実に読み応えがあり、御大が描くフィクションの世界の説得力や深みはこういった史実に対する深い造詣から生まれているのだなと納得出来る一冊である。
軍事に疎いわけではない俺だけど、特設監視艇等のマニアックな史実は知らなくて、読んだあとにWebで調べて二度美味しかった。
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ガンダムマニアのHさん邸に遊びに行ったときに借りた。
ガンダム作画の安彦氏が、富野氏の許可のもと、独自のアレンジを取り入れたマンガ版ガンダム。
概ねTVアニメに沿っているが、
・アムロがパソコンを使用
・地球降下後にわざわざ地球一周してジャブローにいかないでわりと直に向かう
・ジャブローの位置が地盤の堅いギアナ高地に変更
等々、設定の甘い部分に修正が入っているなどで、大人でも読み応えのある内容に。
その他、ジオン公国成立前や一年戦争初期の様子が描かれるなど、ガンダムファンなら涎の出る内容。
ガンダム作画の安彦氏が、富野氏の許可のもと、独自のアレンジを取り入れたマンガ版ガンダム。
概ねTVアニメに沿っているが、
・アムロがパソコンを使用
・地球降下後にわざわざ地球一周してジャブローにいかないでわりと直に向かう
・ジャブローの位置が地盤の堅いギアナ高地に変更
等々、設定の甘い部分に修正が入っているなどで、大人でも読み応えのある内容に。
その他、ジオン公国成立前や一年戦争初期の様子が描かれるなど、ガンダムファンなら涎の出る内容。
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攻殻機動隊 (2) KCデラックス
2009年2月6日 アニメ・マンガ
人形使いと融合した草薙素子の同位体たちのエピソード。
公安9課は荒巻部長とバトーがちょっとだけ出てくるぐらいだけ。
4番目の同位体、荒巻素子の所属会社での仕事ぶり(?)を軸に、複数のデコットを使いこなす様子や電脳空間での戦いなどを描く。
1巻、1.5巻は刑事ドラマ的な要素の比率が高くてわりとすっとなじめるのだが、この2巻はもとは同じ人の派生種がどうだとか、認知限界がどうだとか、バトルシーンも電脳空間が主だったりと観念的なので娯楽目的に適うかというとちと微妙。
ソフトウェア開発の世界では、アプリケーションは成果が見た目に表れやすいので派手だけどミドルウェアあたりはよっぽど暇な人が視覚化しないかぎりは、成果がログの文字列でしか確認できなかったりで地味だなんて話を聞いたりするのだけど、
攻性防壁を送り込んだとかウィルスをワクチンで中和したりだとかの電脳バトルはウィルスバスターのログに出てくるようなレベルのことに思えるからか、あまり気分が盛り上がらない。
やりとり的にはガンダムで宇宙戦艦同士がビーム撃ち合ってるシーンと似たようなものなのだが、やっぱガンダムの方が感覚的に楽しい。
1巻で攻性防壁の描写で人の頭や身代わりの箱が吹っ飛んだりするのとか、ダイハード4.0でハッキングでパソコンが爆発するだとかの、大袈裟でも感覚的にわかりやすい演出の大事さを再認識。
公安9課は荒巻部長とバトーがちょっとだけ出てくるぐらいだけ。
4番目の同位体、荒巻素子の所属会社での仕事ぶり(?)を軸に、複数のデコットを使いこなす様子や電脳空間での戦いなどを描く。
1巻、1.5巻は刑事ドラマ的な要素の比率が高くてわりとすっとなじめるのだが、この2巻はもとは同じ人の派生種がどうだとか、認知限界がどうだとか、バトルシーンも電脳空間が主だったりと観念的なので娯楽目的に適うかというとちと微妙。
ソフトウェア開発の世界では、アプリケーションは成果が見た目に表れやすいので派手だけどミドルウェアあたりはよっぽど暇な人が視覚化しないかぎりは、成果がログの文字列でしか確認できなかったりで地味だなんて話を聞いたりするのだけど、
攻性防壁を送り込んだとかウィルスをワクチンで中和したりだとかの電脳バトルはウィルスバスターのログに出てくるようなレベルのことに思えるからか、あまり気分が盛り上がらない。
やりとり的にはガンダムで宇宙戦艦同士がビーム撃ち合ってるシーンと似たようなものなのだが、やっぱガンダムの方が感覚的に楽しい。
1巻で攻性防壁の描写で人の頭や身代わりの箱が吹っ飛んだりするのとか、ダイハード4.0でハッキングでパソコンが爆発するだとかの、大袈裟でも感覚的にわかりやすい演出の大事さを再認識。
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1巻を読んだ勢いで残りをAmazonで購入。
これはもともとCD-ROM作品だったそうで、
・草薙がいなくなったあとの公安9課のエピソード(本の半分ぐらい)
・テレビシリーズの原案シナリオのようなもの(4割ぐらい)
・設定イラスト集みたいなもの
という内容。
漫画のボリュームが少ないのが残念だが、1-2話完結のSF刑事ドラマって感じで面白かった。
これはもともとCD-ROM作品だったそうで、
・草薙がいなくなったあとの公安9課のエピソード(本の半分ぐらい)
・テレビシリーズの原案シナリオのようなもの(4割ぐらい)
・設定イラスト集みたいなもの
という内容。
漫画のボリュームが少ないのが残念だが、1-2話完結のSF刑事ドラマって感じで面白かった。
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攻殻機動隊 (1) KCデラックス
2009年1月29日 アニメ・マンガ コメント (2)
攻殻機動隊は日テレ深夜のテレビシリーズで知ったのだが、押尾守の趣味なのか映像版では渋かった登場人物のたちの軽めのキャラに違和感。
(こっちがオリジナルなんだけど)
やはり驚くべきは、今のインターネットを中心とした情報ネットワーク社会の延長線上にあるかのような世界観が、約20年前に描かれていることだ。
サイバーパンクには詳しくないけど、これが影響受けただろうサイバーパンクの世界(というかウィリアム・ギブソン?)は未来を予見してたってこと?
(でもって、逆にこれが影響を与えたMATRIXに公衆電話とかDOSの画面みたいな古いモチーフが出てきたりすることで今や古臭く感じるのが面白い)
MATRIXとかエースコンバット3とか、すげえ発想だなーと思ったものの元ネタが全部これだったのかなと思うと、なんだか損した気分になったりするが、そういう元ネタの無限連鎖みたいなところが創作物の面白さ、奥深さのひとつだったりもする。
(こっちがオリジナルなんだけど)
やはり驚くべきは、今のインターネットを中心とした情報ネットワーク社会の延長線上にあるかのような世界観が、約20年前に描かれていることだ。
サイバーパンクには詳しくないけど、これが影響受けただろうサイバーパンクの世界(というかウィリアム・ギブソン?)は未来を予見してたってこと?
(でもって、逆にこれが影響を与えたMATRIXに公衆電話とかDOSの画面みたいな古いモチーフが出てきたりすることで今や古臭く感じるのが面白い)
MATRIXとかエースコンバット3とか、すげえ発想だなーと思ったものの元ネタが全部これだったのかなと思うと、なんだか損した気分になったりするが、そういう元ネタの無限連鎖みたいなところが創作物の面白さ、奥深さのひとつだったりもする。
皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)
2008年10月26日 アニメ・マンガ
軍事オタク作家(性格的にアレらしい)の原作を漫画化したものだそうで。
龍とか魔術(テレパシーだけ)とかが出てくる世界で、ロシアとドイツとトルメキア帝国を足して割ったような大国が、明治期の日本のような国に攻め込んでくるという戦争もの。
機関銃が本格運用されるまでは、会戦など三種類の兵科、陣形を駆使した用兵の醍醐味があって、この漫画で描かれるのはそれにあたる19世紀前半ぐらいな感じ。
不確定要素が発生するところとか、情報が錯綜するところとか、さすが軍事オタクが原作者だけあってリアルで面白い。
(仕事でも何でもそうだけど、そういうトラブルにいかに臨機応変に対処しながら最善の着地を実現するかというのが人として真価の問われるところだ。)
非常に面白かったのだが、原作者がへそを曲げてしまったらしく人気があったのに打ち切りになってしまい、この5巻で完結してしまっている。
(小説の方は9巻ぐらいまで出てて現在進行形らしい。読む気はしないが。。。)
うーん残念。
無骨な戦争ものなので意外だったが、絵を書いてる人は女性だそうだ。
龍とか魔術(テレパシーだけ)とかが出てくる世界で、ロシアとドイツとトルメキア帝国を足して割ったような大国が、明治期の日本のような国に攻め込んでくるという戦争もの。
機関銃が本格運用されるまでは、会戦など三種類の兵科、陣形を駆使した用兵の醍醐味があって、この漫画で描かれるのはそれにあたる19世紀前半ぐらいな感じ。
不確定要素が発生するところとか、情報が錯綜するところとか、さすが軍事オタクが原作者だけあってリアルで面白い。
(仕事でも何でもそうだけど、そういうトラブルにいかに臨機応変に対処しながら最善の着地を実現するかというのが人として真価の問われるところだ。)
非常に面白かったのだが、原作者がへそを曲げてしまったらしく人気があったのに打ち切りになってしまい、この5巻で完結してしまっている。
(小説の方は9巻ぐらいまで出てて現在進行形らしい。読む気はしないが。。。)
うーん残念。
無骨な戦争ものなので意外だったが、絵を書いてる人は女性だそうだ。
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鉄腕アトム 地上最大のロボット
2005年8月1日 アニメ・マンガ
ISBN:4091091210 ムック 手塚 治虫 小学館 2003/04 ¥300
浦沢直樹「プルートウ」の原作が元ヤン氏の家にあったので、借りて読んだ。
日本昔話に出てきそうなストーリーのオリジナルと、時事問題や有名な映画から設定を拝借しつつ「MONSTER」風サスペンスな浦沢版が全然違うことに衝撃を受けた。
(浦沢版だとなかなか姿を現さないプルートウがオリジナルだと1ページ目から堂々と登場するし。。。)
しかしオリジナルを読んでしまうと、それまでまっさら状態で展開が読めなかった浦沢版も、このへんがああなるんだろうなあ、というのを予想してしまうので、知らなかった方がよかったかも、と思えないこともない。
逆に、オリジナルからこんな風に脚色しました、というのがわかる楽しみが増え、アレンジもの好きな俺としてはそっちの楽しみが増えた方が大きかったりもするのだけど。
浦沢直樹「プルートウ」の原作が元ヤン氏の家にあったので、借りて読んだ。
日本昔話に出てきそうなストーリーのオリジナルと、時事問題や有名な映画から設定を拝借しつつ「MONSTER」風サスペンスな浦沢版が全然違うことに衝撃を受けた。
(浦沢版だとなかなか姿を現さないプルートウがオリジナルだと1ページ目から堂々と登場するし。。。)
しかしオリジナルを読んでしまうと、それまでまっさら状態で展開が読めなかった浦沢版も、このへんがああなるんだろうなあ、というのを予想してしまうので、知らなかった方がよかったかも、と思えないこともない。
逆に、オリジナルからこんな風に脚色しました、というのがわかる楽しみが増え、アレンジもの好きな俺としてはそっちの楽しみが増えた方が大きかったりもするのだけど。
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