アジアカップ感想　２軍対決

アジアカップ　グループF
日本×ウズベキスタン

日本は、北川以外はスタメン入れ替えで４－４－２。
同じくメンバーを落としてきたらしいウズベキスタンは４－２－３－１．
クーペル率いるウズベキスタンは、サイドチェンジを多用して日本の守備を揺さぶる戦術。
対する日本は、重鎮感を漂わせる青山のゲームコントロールから、左の乾、右の室屋、伊東を使ったサイド攻撃で攻める。
ただ、２軍チームだけあってぎこちない。
前半、日本はなかなかシュートまでいけなかったが、ウズベキスタンは４０分すぎに１トップの１４番が右サイドからのカウンター攻撃で縦パスに反応して突破し、槙野、三浦をかわしてゴール。
しかし直後、室屋の深い突破から武藤にピンポイントで合わせて同点。
ここで前半終了。

後半、日本の右サイドが活性化する一方で、乾がバテた左サイドは徐々に失速。
ともあれ、波状攻撃から塩谷のミドルシュートが突き刺さって逆転。

その後、攻めてくる相手の裏を突いて追加点で試合を決める好機もあったが逸機し、バテた乾→原口、黄紙持ちの武藤→遠藤、と守備を固めるカードを切り、守り切って勝利。
消化試合だし、たぶんぶつけ本番なメンバーだし、で期待してなかったわりに、面白かった。

主力は休養でき、室屋、青山、塩谷は良いアピールができて、アピールできなかった選手もそれなりの納得感を得て、チームの一体感は高まったのではと思う。

以降、抜群のステルス性能で存在感を消し続ける北川のポジションと、レギュラーが定まらない感じの守備的中盤に誰が起用されるのかが興味の対象だけど、あとはスタメンは戻すんじゃないかなと予想。
右サイドバックは、酒井よりは室屋に頑張って欲しいけど。

さて、グループ１位通過した日本の決勝ラウンド最初の相手はサウジアラビア。ここに勝てればヨルダンかベトナムと楽な相手で、準決勝に進めばおそらくイラン。
反対側の山には豪州、UAE、かんこくが入った。
日本はここからエンジンかけて、少なくとも準決勝には進んで欲しいと思う。

緒戦こそどうなるかなって感じだったが、終わってみれば、決勝ラウンドは特に大判狂わせのない顔ぶれに、枠増加の恩恵に与った新顔が混じっている感じ。

今のところ、枠拡大の違和感があるけど、そのうち気にならなくなるんだろうか。
ともあれ、がんばれ、ニッポン！