https://www.gentosha.co.jp/book/b4450.html
著者は、恩田陸。
「月の裏側」という作品の登場人物、塚崎多聞を主人公とした中編集。
宣伝文句ではトラベルミステリーと書いてあるが、どれも旅を感じさせる作品ではなく、舞台が地方や列車内などであるだけ。
ただし、行ったことある場所に関しては、そこの風景、記憶が呼び覚まされたのは確かだけど。
作品に共通するのは、主人公が、日常に潜む、ぞわっとするような都市伝説的な怪奇現象に立ち合い、それらの種明かしをするという構成。
どこかで聞いたような有名な都市伝説の種明かしとしての仮説を提示する、というアイデアは面白く、作品のどこか不気味な雰囲気は興味を惹き付け、一方で飄々とした主人公が読後感を爽やかにしていて、読んでいて楽しい作品だった。
ということで、まだ文庫化されなそうな「蜜蜂と遠雷」等々、恩田氏の作品をぽちっと購入検討リストに入れた。
著者は、恩田陸。
「月の裏側」という作品の登場人物、塚崎多聞を主人公とした中編集。
宣伝文句ではトラベルミステリーと書いてあるが、どれも旅を感じさせる作品ではなく、舞台が地方や列車内などであるだけ。
ただし、行ったことある場所に関しては、そこの風景、記憶が呼び覚まされたのは確かだけど。
作品に共通するのは、主人公が、日常に潜む、ぞわっとするような都市伝説的な怪奇現象に立ち合い、それらの種明かしをするという構成。
どこかで聞いたような有名な都市伝説の種明かしとしての仮説を提示する、というアイデアは面白く、作品のどこか不気味な雰囲気は興味を惹き付け、一方で飄々とした主人公が読後感を爽やかにしていて、読んでいて楽しい作品だった。
ということで、まだ文庫化されなそうな「蜜蜂と遠雷」等々、恩田氏の作品をぽちっと購入検討リストに入れた。
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