https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?jdcn=08747545941549000000
著者は、空手家でもある小説家の今野敏。2000年の作品。
山嵐、というと「コータローまかりとおる!」柔道編の登場人物が使っていた技という印象。
本作は、その元ネタであり、実際に山嵐を使っていた西郷四郎の伝記。
西郷は、会津藩家老、西郷頼母の養子で、軍人になるべく上京するが身長が足りず、講道館創始者の嘉納治五郎に拾われて講道館黎明期を支えた。
その後、信奉する大アジア構想のために動乱の19世紀末の中国、朝鮮で活躍していたようだ。
格闘家が書いているだけあって、武術に関する描写に説得力があったし、意外な出自の人物の波乱の人生は、読んでいて面白かった。
伝記ものは、性質上、終盤は晩年に衰え、関係者も亡くなってゆく寂しい展開になることが多いけど、なんだか自分の晩年のシミュレーションをしているような気分になって複雑。。
著者は、空手家でもある小説家の今野敏。2000年の作品。
山嵐、というと「コータローまかりとおる!」柔道編の登場人物が使っていた技という印象。
本作は、その元ネタであり、実際に山嵐を使っていた西郷四郎の伝記。
西郷は、会津藩家老、西郷頼母の養子で、軍人になるべく上京するが身長が足りず、講道館創始者の嘉納治五郎に拾われて講道館黎明期を支えた。
その後、信奉する大アジア構想のために動乱の19世紀末の中国、朝鮮で活躍していたようだ。
格闘家が書いているだけあって、武術に関する描写に説得力があったし、意外な出自の人物の波乱の人生は、読んでいて面白かった。
伝記ものは、性質上、終盤は晩年に衰え、関係者も亡くなってゆく寂しい展開になることが多いけど、なんだか自分の晩年のシミュレーションをしているような気分になって複雑。。
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