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政治家、作家などを輩出する名門一家の生まれで、著名な編集者である宮脇俊三氏による、1986年の著作。
乗り鉄として全国津々浦々を巡った著者による、各地方の路線の紹介と、主要駅での一日を描くルポルタージュの2編からなる。
路線紹介編では、旅情に溢れた序文が素晴らしい。
が、序文が終わると、各路線についての短評の羅列に終始してしまい、もったいない。
タイトルからは想像しなかった後半の駅のくだりについては、意外な出会いではあったが、対象についてじっくり描写していて、読み応えあり。
筑豊の直方駅などは、入り組んだ路線を、いつか実際に乗ってみたい、と思うなど。
これまた、買う前にちゃんと調べなかったせいでもあるが、この鉄道に関する本、今から32年前、まだ国鉄が存在した時代に書かれたものなので、自分の肌感覚と一致するリアルな情報としては頭に入ってこない。
夏休み直前、夏休み気分を味わうためにちょうどよいかと読み始めたけど、その目論見には失敗。
しかし、現代と変わらない文章で、はるか昔のことを、当時の最新の情報を伝える文章として書いているものを読むのは、なんとも不思議な味わいがあった。
そういう感覚を味わえるのは、何年ぐらいまでなのか、検証してみたい。
おそらく、境目はオイルショック前後なのではないかと予想。
政治家、作家などを輩出する名門一家の生まれで、著名な編集者である宮脇俊三氏による、1986年の著作。
乗り鉄として全国津々浦々を巡った著者による、各地方の路線の紹介と、主要駅での一日を描くルポルタージュの2編からなる。
路線紹介編では、旅情に溢れた序文が素晴らしい。
が、序文が終わると、各路線についての短評の羅列に終始してしまい、もったいない。
タイトルからは想像しなかった後半の駅のくだりについては、意外な出会いではあったが、対象についてじっくり描写していて、読み応えあり。
筑豊の直方駅などは、入り組んだ路線を、いつか実際に乗ってみたい、と思うなど。
これまた、買う前にちゃんと調べなかったせいでもあるが、この鉄道に関する本、今から32年前、まだ国鉄が存在した時代に書かれたものなので、自分の肌感覚と一致するリアルな情報としては頭に入ってこない。
夏休み直前、夏休み気分を味わうためにちょうどよいかと読み始めたけど、その目論見には失敗。
しかし、現代と変わらない文章で、はるか昔のことを、当時の最新の情報を伝える文章として書いているものを読むのは、なんとも不思議な味わいがあった。
そういう感覚を味わえるのは、何年ぐらいまでなのか、検証してみたい。
おそらく、境目はオイルショック前後なのではないかと予想。
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