http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000197479

金融腐蝕列島を書いた高杉良、1996年の作品。
20世紀末の日米のサラ金業界事情について学べる小説。
闇金ウシジマくんのような内容を想像していたけど、サラ金を経営していた主人公は理想に燃える真面目な人だし、ウシジマくんのような殺伐とした雰囲気はなく、正統派な企業小説という感じ。

自分は幸いにも縁が無い消費者金融業界、当時に比べると、法律で管理されている側面についてはマトモになったのだろうか。

主人公の家族にまつわる、ホームドラマみたいなエピソードが全体の4割程度、とかなりの割合を占めていて、主人公たちの人柄を掘り下げており、必要性はわかるけど、意図が消化しきれないところがあり、蛇足な印象を持った。

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