ロシアW杯　ラウンド８　２日目感想

イングランド×スウェーデン
過去、W杯でのこの組み合わせでの名勝負を観てきたので、面白い試合になるのではないかと期待したのだが。。

今回は、若いイングランドの方が実力が上で、スウェーデンの見せ場はほとんどなく、枠内に放ったシュートのいくつかもピックフォードのナイスセーブをお膳立てしたにすぎなかった。。

若きイングランドは地味な試合内容で２－０で無難に勝利し、４強に進出。
サウスゲート体制が上手く行っている証左であるが、最近のイングランドの不振を考えると、予想外の出来事だろう。

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ロシア×クロアチア
ロシア、前回は５－３－２でドン引きしていたが、この試合では４－４－２ぽい守備陣形でハイプレス。積極的に来た。
クロアチアは、モドリッチ、ラキティッチのダブルボランチ、クラマリッチをトップ下に置く中盤。

序盤が落ち着くと、やはりクロアチアが両サイドからの攻撃で優勢に。
しかし、３１分にチェリシェフのスーパーゴールでロシア先制。
クロアチア、３９分に左サイド攻撃で上手く崩して、クラマリッチのゴールで追いつく。
クロアチア、前の試合に続いて粘り強い。

クロアチア優勢だが、なんとなく動きは重く、勝負はつかず、延長戦。
前半、CKからヴィダのゴールでクロアチアがリード。
これで決まったかと思いきや、後半残り５分、ロシアCKで帰化ブラジル人サイドバックがヘディングでゴール。
延長戦に入る前だったと思うけど、クロアチアGKはなんでもないプレーで太腿裏を負傷した模様。
延長での交代枠を別の負傷交代で使ってしまったため、手負いのGKがそのままプレーを続けていたクロアチアにとって、PK戦は不利だったのだが、
勝負とはわからないもので、PK戦はお互い１本ずつストップ、枠を外さなかったクロアチアは、１つ枠を外したロシアを下してベスト４。

ロシア、スペイン戦はイマイチな内容だったが、この試合は積極的で、展開も面白く、ベスト８という落としどころで有終の美を飾ったと思う。
クロアチア、勝つには勝ったが、２試合連続のPK戦、負傷者続出、と満身創痍。
勝ち進むごとに、動きも重くなっている気がする。

準決勝、イングランド×クロアチア。
普通に考えると若いイングランド優勢っぽいけど、ベテラン揃いで満身創痍のクロアチア、メンタル面での優位性を発揮できるのかが見もの。