泥船ジャパン、未知の海域で無念の沈没！の巻

ロシアW杯　ラウンド１６
日本×ベルギー
日本は、１，２戦目と同じスタメン。
ベルギー、３バック真ん中に、英国戦で終盤に試運転していたコンパニーがスタメン復帰。おなじみ３－４－２－１．

日本、開始から前線にプレッシャーをかけ、いい入り方をした。
日本が押した序盤が落ち着くと、拮抗した展開。
大迫のポストプレーが相変わらずよく決まる。マッチアップするコンパニーは本調子ではないのか。

スコアレスで折り返した後半、開始直後に柴崎のスルーパスをフェルトンゲンが処理をもたつき、原口に通って、タイミングを計りつつ思い切って撃ったシュートがゴールイン。
さらに４分後、カットインした乾のミドルシュートがベルギーゴールに突き刺さった。
なんと、後半の７分間で日本がまさかの２点のリード。
日本サッカー史上、決勝トーナメントで得点したのも、リードを奪ったのも初。
日本サッカー選手にとって、未知の領域に突入。

慌て気味のベルギー、６５分にフェライニ、シャドリを立て続けに投入。
後半は大迫にボールが入らなくなった日本、ベルギーに押されはじめる。

すると７０分、ベルギーCKを川島パンチング。さらに乾がクリアしたが、ペナルティエリア右側端にいたフェルトンゲンのところへ。フェルトンゲンが中に折り返した山なりのボール、なぜかゴールイン。。。
頭の中が？でいっぱいになる謎のシーン。。

さらに５分後、またベルギーCK。フェライニのヘディングが決まって同点。。
やると思った。。

日本、８１分に柴崎→山口、原口→本田。
これで日本、息を吹き返し、本田の無回転FK、さらにCK、と攻勢に。
終了間際、日本のCKを凌いだクルトワが前にボールを送り、ベルギーのカウンター開始。後ろの備えがおろそかだった日本、ベルギーのカウンターを防げず、３失点目。試合終了。
相変わらず、つめが甘い。。

４８－７０分までの２２分間、つかの間の夢。
７０分から終了までの２４分間、２点差から、地獄へ真っ逆様。。
ジェットコースターのようなドラマチックな展開にて、今大会屈指のファンタジーを提供しつづけた日本、終戦。

１９９８年、見せ場なく３連敗。
２００２年、ラウンド１６で見せ場なく０－１の敗戦。
２００６年、２試合で２度先制したが、その後大量失点で勝利無くグループ最下位。
２０１０年、ラウンド１６で決め手なくPK戦の上、敗戦。
２０１４年、２試合で２度先制したが、その後大量失点で勝利無くグループ最下位。
２０１８年、ラウンド１６で２点リードするも、その後大量失点で敗戦。

こう並べてみると、ちょっとずつ進歩しているようにも見えるけど、先制してから逆転負けする試合があまりにも多すぎる。。

いい加減学習してほしいのだが、ひょっとしてこれを日本サッカーのお家芸として墨守するつもりだったりするだろうか。
それはそれでいいんだけど、とりあえず今回、１１人のチームに一勝もできないまま終戦した日本代表。
直前の監督交代で追求したはずの結果が出たとはいいがたいので、日本サッカー協会がどう責任を取るのか楽しみ。

とりあえず、お疲れ様でした。
数々の笑いと夢を、ありがとう。。