色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
2018年3月10日 読書
初めて村上春樹の小説を読んだ。
村上春樹にノーベル賞を、みたいな話題が出るほど世の中にファンが多く、もはや神格化されそうな勢い。
となると、ひねくれものの自分としては斜に構えて読まざるを得ない。
しかし。
読んで早々に、主人公が青春時代に負った傷の謎やキャラ立ちした登場人物たちに惹き込まれ、
ファッション、雑貨、音楽などの文化への具体的な記述、それらに留まらない情景や心情の描写における、なるほどとうなってしまう比喩の発想や、頭の中にすっと入ってくるわかりやすい表現。
今更ながらに世間に著者のファンが多いのも納得する、面白さと読み応え。
この作品の主人公は自分よりもちょっと下の世代設定だけど、彼が経験したほろにがい経験や気持ちは、自分にも共感できるところがあり、そのあたりもグッときた。
著者の別の作品も読まざるを得ない。
村上春樹にノーベル賞を、みたいな話題が出るほど世の中にファンが多く、もはや神格化されそうな勢い。
となると、ひねくれものの自分としては斜に構えて読まざるを得ない。
しかし。
読んで早々に、主人公が青春時代に負った傷の謎やキャラ立ちした登場人物たちに惹き込まれ、
ファッション、雑貨、音楽などの文化への具体的な記述、それらに留まらない情景や心情の描写における、なるほどとうなってしまう比喩の発想や、頭の中にすっと入ってくるわかりやすい表現。
今更ながらに世間に著者のファンが多いのも納得する、面白さと読み応え。
この作品の主人公は自分よりもちょっと下の世代設定だけど、彼が経験したほろにがい経験や気持ちは、自分にも共感できるところがあり、そのあたりもグッときた。
著者の別の作品も読まざるを得ない。
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