ファミコンカセットのコレクターでもあるゲームライター著。
8ビットのゲーム機である初代ファミリーコンピュータは、1983年にデビュー。
NECのPCエンジンやセガのメガドライブなど、上位の16ビット機が登場する中、任天堂も16ビット機スーパーファミコンを1990年の秋に投入。
その後、家庭ゲーム機入門用として1994年ぐらいまで細々とゲームのリリースが続いたようだ。

そういうファミコンの歴史について、話題のソフトや関連ニュースを交え、時系列、ジャンル別などでの考察を加えた一冊。
ファミコンとともに育った世代として、懐かしさを嚙み締めつつ楽しんで読んだ。

任天堂とナムコに確執があったなどは、これを読むまで知らなかった。

自分の家は両親の方針でファミコンを買ってもらえず、主に友人宅や帰省先の従兄弟宅で楽しんでいた。
自分の家に無かったのに大抵の人気ソフトはプレー経験がある、というのは世間へのファミコンの浸透率推して知るべし、という感じか。

ドラクエ3が出た1988年、やはり友人宅で謎解きを楽しんでいたのだが、この年の帰省時、弟が我が家の禁制を破って叔母にファミコン+ドラクエ3を買ってもらうという事件発生。
紆余曲折の末、ファミコンは無事我が家に持ち帰ることになり、遅まきながらの自宅ファミコンライフが始まったのだった。

その後、1990年の秋の発売と同時にスーパーファミコンを叔母からプレゼントされ、遅れてきたファミコンライフはわずか2年ほどで幕を閉じた。
しかしながら、その後のレトロゲームブームに触発され、中古ソフトを買ってファミコンを引っ張り出して遊んだ記憶もあり、今でもニンテンドークラシックミニで遊んでたりする。

というわけで、ファミコンという文化は子供の頃の原風景の一つとして、これからも人生にかかわってくるのではないだろうか。

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