昔積ん読していた本書を、偶然、集団的自衛権に関する法案審議が熱い中で消化。

2005年に予備自衛官補に志願し、5日間×10回の教育課程を経て2007年に陸自予備自衛官補に任官された女性がその体験を綴ったもの。

志願当時に自衛隊のことをあまり知らなかったという筆者の語り口は、ちょっとくだけすぎな感もあるが親しみやすく、内部から観た自衛隊のこと、そして訓練の内容などがわかりやすく書かれている。

朝霞や浜松、各務原、横須賀、呉などの自衛隊広報施設を訪ねている俺だけど、これを読むまでは漠然と、自衛隊は人数は少ないが最新兵器が揃っていてスマートな軍隊だと思っていて、軍隊の生々しさはあまり印象として持っていなかった。
しかし、本書での泥臭くキツイ訓練の様子や、少ない税金で賄っている訓練道具がボロボロだったりする様子などに、戦記物などで読めるリアルな軍隊の生々しさを感じた。

筆者は自衛官補なので軽めの訓練だそうだけど、
本書の筆者の以上に厳しい訓練を積んだ生身の人間が、覚悟を以って災害や、有事の際に国民を守ってくれている。

そういう人たちが、現状のような、立場が微妙で活動にも制限かかりまくりな状態ではなく、
全力で活動できるような環境は必要であると俺は思う。

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