石段街、上野

2015年9月13日旅行

今日も朝はひんやりとした気温の薄曇り。
チェックアウト後、温泉宿から石段街まで５００ｍ歩く。

石段街は斜面に所狭しと並ぶ店舗スペースの敷地が狭くて滞留する気にならず、３６０段ある石段を登っても下まで見通せるわけでもなくてあまりカタルシスもなく、と微妙な観光スポットであったが、
石段の頂上の伊香保神社の裏の山道を１０分ほど歩いた先にある河鹿橋、飲泉所などは侘び感のある風情を醸しだしており、歩いた甲斐は有った。
伊香保温泉は鉄分を含む泉質で、当然飲泉所のお湯は鉄臭く、小学校の錆を含む水道水を思い出して有り難みは薄かった。

石段街を散策の後、石段の中腹にある青山旅館という古い旅館での昼食。
冷水で締めたこしのあるうどんを、脂ののったもち豚が入った熱々のつけ汁にくぐらせて食べた。
美味なり。

石段街には飽きてしまったので腹ごしらえの後、路線バスで渋川駅に戻るが、帰りの草津３２号までは一時間半もある。
何もない渋川駅で唯一オープンしていた喫茶店にてゴルゴ１３を読むなどして時間を潰す、というある意味贅沢な時間。

特急にてうたた寝するうちに上野に着き、嫁が行きたいというアメ横の二木という駄菓子屋へ。
いろいろ物色し、うまい棒詰め合わせを購入した。

その後少しぶらぶらと歩いた後、京成上野駅近くの老舗洋食屋、黒船亭にて夕食。
懐かしい味の定番料理が並ぶオードブル６品、優しい味のカニクリームコロッケ、
ハヤシライスと特製ハヤシライスのハーフを１品ずつ、
生ビールとともに。

いずれも上品にまとまった味で、老舗の実力を噛みしめつつ帰宅。
時間に隙間があるまったり旅、なかなか楽しかった。