深セン、香港

出張で、香港経由で深センへ。

深センは香港に近いからという理由で大きくなった歴史の浅い都市だということで、実際どこかで見たような面白みのない街並みだった。

香港空港から深セン市へのルートは、把握する限りでは入境するイミグレーションごとに３つある。
・フェリーを使う蛇口ルート
・道路で行く深セン湾口ルート
・鉄道で行く福田、羅湖ルート

費用が安く初心者向けであるのは福田、羅湖ルートのようだが、今回出張で時間重視だったので往復とも深セン湾口ルートを選択。
深セン側のホテルのシャトルバスやリムジンを使えば車の中で入出境手続きが出来て便利らしい。
（俺は利用時間が合わなかったので、普通に並んだ）

出張の最終日は、香港に移動して友人と会食。
香港に戻るなり、西洋人を多数見かけるようになり、街並みは深センに比べると繊細、料理の味もこれまた洗練されており、深セン側との比較によって香港の素晴らしさに少し触れた。

しかし香港、友人の話すところでは、英国からの返還以来、大雑把な本土人に文化的に蹂躙されつつあるようで、香港人たちは未来に明るさを見い出せないのだそうだ。

そして出張時に会った台湾人も、香港は数年後の台湾なのかもしれない、と危惧を表していた。

中国は経済的には無視できない国だが、近づき過ぎるべきでは無い国であるのは明らか。
日本は中国に飲み込まれないように用心しなくてはならない。

最終日、香港空港の近くのホテルに止まったのだが、手ぶらでチェックインしに行けるしとても便利。
俺が泊まった部屋はホテルの部屋の中ではたぶん一番低いクラス。
部屋の清潔感、設備などは値段のわりには微妙だったけど、ロビーやレストランなどの施設は充実しているし、お金に余裕があるならオススメなホテルだ。