どっちがシード？

ブラジルW杯　グループE
スイス×フランス

スイス４－２－３－１、前節ゴールを決めた２人をスタメン起用。
フランス　４－３－３、ポグバに変えてシソッコ、CFはジルー。

個人的に注目のグループE、新興シード国と、かつてのシード国の対決。
注目のサイド対決は、フランスに軍配。スイス両サイドは積極的に上がれない。

９分、ジルーのハイキックによりスイスCBフォンベルゲンが眉間を負傷し、センデロスと交代。
１７分、CKから遠い所にいたジルーのヘッドが決まってフランス先制。
その直後のスイスキックオフ、ベーラミのバックパスをベンゼマがかっさらって、左サイドに上がってきたマテュイディに供給、マテュイディが追加点。
マテュイディはスイスの攻撃の起点を次々と潰す活躍で、間違いなくこの試合のMVP。

さらに３２分、突破するベンゼマをペナルティエリアでひっかけてしまったジュルーがPKを献上、しかしベナーリオ、ベンゼマのPKを好セーブ。

助かったスイスだったが、前半４０分、リヒトシュタイナーが上がったスペースをフランスに使われてカウンター。ヴァランのスルーパス→ジルーのクロス→逆サイドのヴァルブエナがゴール。

後半、スイスは後半直後からベーラミに変えてジェマイリを投入。
フランスは１８分と２１分、ジルーを下げてポグバ投入、傷んだサコーに変えてコシエルニーを投入。
２２分、ポグバが裏に抜けるベンゼマに反応、センデロスの処理ミスでフリーのベンゼマがベナーリオの股を抜くゴールで４点目。
さらに２８分、中央のベンゼマが右に居たシソッコに展開してシソッコがゴール、５点目。
なんと５－０。

その後、休憩に入ったフランス。
３６分、スイスFKでジェマイリの蹴ったボールを壁のベンゼマが避けて、さすがにロリス反応が遅れてスイス１点、
さらに終了間際に裏に抜けたジャカが２点目を決め、得失点差をある程度挽回したスイスだったが、ここまで。
終了の笛直後にベンゼマにゴールネットを揺らされたが、これは幻のゴールで、
５－２で終了。
どっちがシードだかわからない、素晴らしいフランスのゴールショーだった。

フランスは今回も圧勝で２連勝と勢いに乗る。アルゼンチンを回避したいので首位突破が譲れないが、次節はこの勢いが止まらない程度に、ある程度メンバーを落としてくるだろうか？

スイスはフランスの爆発力と手堅い守備の前に、まったく勝負ができず。
しかし次節はホンジュラスなので、勝ち点６は十分に可能。