ブラジルW杯 グループE
スイス×エクアドル

ヒッツフェルト体制6年目のスイスは4-2-3-1.
エクアドルは4-4-2.

サイドの主導権争いが面白かったこの試合。
エクアドル右は4番SBパレデスと16番マンUのAバレンシア、時々流れてくるFWのカイセド。
対するスイス左は13番ロドリゲスと、左から流れてきたシャキリ。両チームSBの果敢なオーバーラップが見どころだった。もともと左WGのシュトッカーは目立たず前半で交代。

エクアドル左は、何故か10番のSBアジョビ。10番つけるだけあって存在感あったが、相手のWGの仕事場を与えないためにあまり上がれず低い位置からの正確なパスで攻撃。7番モンテーロのドリブルもよかった。
スイス右は、2番SBリヒトシュタイナーのオーバーラップが見どころだが、右WGシャキリはアジョビとの勝負を放棄して左サイドへ逃亡。

前半22分、ゴール左でモンテーロがもらったFKをアジョビが正確に入れて、13番Eバレンシアがヘディングを叩きつけて先制点。
その後、南米式守備でしっかり守ってカウンターを繰り出すエクアドルペースで前半終了。

後半、目立たなかったシュトッカーに変えて18番メフメディを投入したスイスは後半3分、ロドリゲスのCKを、そのメフメディが密着するマーカーをものともせずに頭で合わせて同点。

その後、縦に鋭く切り裂くスイスが、集中力高く守ってカウンターを繰り出すエクアドルに対して優勢に試合を進めながら、両チームともゴールに迫る緊迫感のある攻防が続く。
エクアドルのカウンターを要所要所で止めるスイスのCBジュルーが好印象。
頑張っていい試合を見せた両者に1点ずつ勝ち点をあげたいと思ったが、
なんとロスタイム、エクアドルがファールで止めに行ったプレーがアドバンテージで流され、ボールを失わなかったスイスは右サイドに展開、ロドリゲスの低いクロスを、弧を描いてゴール前に走ってきた9番セフェロビッチが蹴り込んで、ほぼラストプレーにてスイスの逆転弾。
終了スコア、2-1.
左SBロドリゲスが交代選手にアシストするという2得点にて、スイスが勝った。

スイスのFIFAランキング6位はどうかと思うし、2006年ドイツW杯のエクアドルはベスト16まで進んだものの、開催国枠の組み合わせに恵まれた感もあって、なんだか地味なカードで観戦する意欲はあまり湧かなかったのだが、
スイスは、やはり6位って感じではないけど魅力的なチームであるし、なんといってもエクアドルは8年前とは見違える進化を遂げていた。
両チームとも持ち味を出していい試合で、観といてよかった。

次節、スイスはフランスとの首位争い。またもや面白いサイドの攻防が観られそうだ。
エクアドル、中心選手のパラシオスを欠くホンジュラスをしっかり叩いて、2位争いの望みをつないでいただきたい。
グループEは地味だと思ったけど、目が離せなくなった。

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