ブラジルW杯日本代表決定

GKは、ベルギーリーグで首位を走るリエージュの守護神川島、Jリーグ最少失点チームに所属かつ北京五輪GK西川、ロンドン五輪GK権田、
と経験豊富で世代交代も意識された３名。
シュアな人選。

CBは、吉田、今野、森重、伊野波。
現代表で安定感の欠けるポジションだが、さらには今野、伊野波を使っての３－４－３という未だ実戦での成功を見ていないシステムへの意欲が垣間見える人選。
ギリシャ戦では３－４－３繰り出して来るんじゃないかという予感が。。
この中では森重に期待。

SBは、長友、W酒井と、怪我明け内田。全員海外チーム所属でそこそこ活躍しているという恵まれた状態。
内田をどう使うのか不安が残るが、まあ無難なところ。

中盤底は、司令塔に遠藤、青山、潰し役に山口と、怪我明け長谷部。
長谷部は、もし試合で使わなくてもキャプテン担当ということで重要。
潰し役がもう一枚居てもよかったと思うけど、ザッケローニ氏は敢えてバランスを崩して攻撃重視というメッセージを提示。

２列目、本田、香川、岡崎、清武、の常連に加えて、アクセントとして齊藤、J1得点王の大久保というドリブラーを選択。
しばらく代表に来てない大久保がどこまで機能するか、ある意味楽しみ。
というか、１，２列目の組み合わせがかなり多彩で、それを妄想するのが今回の楽しみの一つ。

１列目は、柿谷と大迫。
実質１トップらしいのは大迫だけで、ドイツの所属先でも活躍しているし代表でも結果は出しており、キーマンとして大迫に注目したい。

というわけで、カテナチオの国イタリア人らしからず、攻める気満々の人選というメッセージを発信したザッケローニ氏。

コートジボアールやコロンビアに勝てる気がまるでしないのだけど、出たとこ一発勝負のW杯は、開幕まではお通夜モードだった前回同様何が起こるかわからない。
不安要因の守備はそのままに攻撃的な人選は、崩れれば脆いだろううだけど勢いに乗れば面白そうだ。
古くはキャプテン翼の「取られたら取り返す」、最近では半沢直樹の「やられたらやり返す、倍返しだ！」の精神で、失点はともかく本大会史上最多得点目指して頑張ってもらいたい。

前回大会の引きこもり守備サッカーとはまったく違う展開になるのは必至、さらには今回コンセプトはしっかりしてそうで、前々回大会の空中分解サッカーになる不安もなさそうな。
本番まで、雑魚相手の親善試合しかないが、本番を楽しみに待とうと思う。
頑張れ、ニッポン！