「忍者 丹波大介」の続編。
関ヶ原の合戦から5年後の世界から始まる。火の国とは肥後、つまりタイトルは熊本城を指す。
大介の今度の雇い主は熊本城を築城した加藤清正。
前回同様、反徳川勢力として、家康による豊臣家抹殺を阻止すべく暗躍する。

大介は前回同様、忍者らしからず情に厚いが故の失敗で度々仲間を失うし、史実通りの展開で歴史は変わらず、ある意味バッドエンドなのであるが、そのあたりもまた前作同様リアルな描写で、忍者ものというよりはハードボイルドなスパイ小説といった趣。
徳川、豊臣両家の板挟みとなる清正が魅力的に描かれているし、名城と名高い熊本城にもまた行ってみたくなった。

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