ビリ決定戦

コンフェデ杯
日本×メキシコ

メキシコとビリ決定戦とは、なんともレベルの高い大会である。
北中米予選で３位と苦戦中のメキシコだけど、グアルダードが攻撃の核となって日本ゴールを脅かす。距離感も良し。
たしかに、ドスサントスの動きはよくないけど。。

日本は序盤の１０分は威勢がよかったが、前節のイタリアよろしく疲労が表面化して鈍い動き。香川もずるずる下がる。岡崎のみが疲れ知らず。
これでは格上のメキシコに勝てようはずがなく、終始メキシコペースの中でエルナンデスに決められてずるずると２失点。

ここで何故かザッケローニ監督の３－４－３試したい病が発動して、悪くなかった酒井や前田を下げて３－４－３用の布陣に入れ替え。
３－４－３で３列体制にすると、現代表の核である遠藤が直に攻撃に絡みやすくなるが、それは狭いスペースで相手に劣らない球際の強さあってのこと。
今日のような個人差があると、２列目がずるずると最終ラインまで下がってしまい、まるで意味なし。
しかしながら、終盤になって日本の時間帯が戻ってくると、香川→遠藤→岡崎と繋がって１点返した。これはよかった。
が、内田がエルナンデスのハットトリックをアシストすべくPK献上するという相変わらずのポカをみせて万事休す。
だんだん調子が上がってきた川島がここを防いでゲームを決められることだけは阻止したが、内田の軽さにはイライラが募る。

そんな感じで、日本は一部健闘もみせたものの、下馬評通りの３連敗でビリ確定。

来年目線での印象は下記。
かろうじて使える１トップは前田のみ。ハーフナーの高さは貴重なので、成長に期待。

２列目、本田、香川、岡崎は一流国相手でもそこそこやれる。清武は３人とタイプが違うので有効に使えれば面白いが、現状はなんだか遠慮しがち。１年間での成長に期待。乾は、おそらく使い方が難しいのでは。柿谷は、もし呼んでも５年後向けの補欠か。

３列目、結局遠藤の後継者がみつからず、中村憲剛をスペア的に呼んでいるだけというのがいろいろと不安。柏木が見切られたのが残念だった。潰し屋は、長谷部、細貝とレッズ路線で固いようだ。

サイドバックは、専業として長友とW酒井、あとは伊野波、今野の兼業でなんとか回せる。あとは、内田のムラのあるメンタルが来年までに成長すればいいんだけど。。

センターバック、プレミアリーグでもまれてる吉田すら一流国相手では厳しい。もう一人ぐらい海外リーグでもまれてくれたらいいんだけど。安定してきた今野とで回すしかないのか。