取りこぼし

コンフェデ杯
日本×イタリア

序盤から運動量で圧倒する日本がイタリアの出鼻をくじいて主導権奪取に成功、前半４０分ペースを握り続けるという快挙。
本田以外のキーマンである長友、香川のプレー位置も当然高め、岡崎も倒れず機能。川島の調子も悪くない。ブラジルの観客も味方につけた。
一方のイタリアは、動きが鈍く目的無く前に蹴るのみと、コンディション悪すぎ。長旅の疲れが出たのだろうか？

というわけで、本来の実力が出ないイタリアに勝ち星を挙げるチャンスが巡ってきた日本。
イタリアに勝つならいつ？今でしょ！

ということで、川島のフィードの処理ミスを岡崎が拾いに行ってブッフォンのタックルを引き出してPK、さらに香川のハーフボレー、と前半２点のリードを奪った日本、４０分間は上出来だったのだが、
・前半４１分のピルロのCKでの集中力切れ、
・後半の吉田の処理ミス、
・アルゼンチン人主審による、帳尻合わせの誤審PK（まあ、故意でなくてもリバウンドが手に当たるようなシュートブロックをせざるを得なかった落ち度はあった）

と凡ミスを突かれて立て続けに失点を許してあっという間の逆転劇。
しかしここでめげなかった日本、本田のもらったFKから遠藤→岡崎のヘッドで再び同点。

疲れ切ったイタリア相手に日本が押し込む展開、のはずが、逆にイタリアのショートカウンターを許してジョビンコの決勝弾にて終戦。

３点目を取ったところに成長を感じたけど、日本はところどころ脇が甘く、９０分間のゲームコントロールという課題はまだまだで、
逆に調子が悪くても勝ちきるイタリアから学ぶところは大きかっただろう。

というわけで、消化試合にてメキシコとのビリ決定戦に挑む日本。
メキシコとの相性は悪いので多分勝てないだろうが、来年に向けた材料を持ち帰って欲しい。
頑張れ、ニッポン！