順当

2012年6月17日スポーツ

ユーロ２０１２　グループB
ドイツ×デンマーク

２連勝により別に勝ちに行く必要のないドイツはデンマークに攻めさせて持ち芸の高速カウンターでも繰り出すのかなと思いきや、人数をかけてデンマーク陣内でポゼッションするという、劣化スペインのような試合運びで主導権を握り続ける。
デンマークが集中して守っているため序盤から何度もあった決定機を逃しまくったが、スローインからミュラー→ゴメス落とし→ポドルスキーと見事な連携で先制。

一方のデンマークはなかなかボールが持たせてもらえないのでつらいものがあったが、ベントナーをファーに置いて折り返させるCKが有効で、このパターンからクロンデーリが決めて同点。

その後も同じような展開だったが、勝たないといけないデンマークは右サイドバックのシモン・ポウルセンが初スタメンのラース・ベンダーが守るドイツ左サイドで勝負。
惜しいチャンスもあったが、結局ベンダーが自陣で奪ったボールから高速カウンターを繰り出して、決めたのもベンダー。
ここでクローザーのトニ・クロースを繰り出したドイツが危なげなく３連勝。

結果、決勝ラウンドの最初の２試合は、
チェコ×ポルトガル
ドイツ×ギリシャ。
なんかどうもユーロ２００４が脳裏によぎる顔ぶれだけど、ドイツはいい試合が観たい全世界のサッカーファンのためにも、きっちりとギリシャを粉砕する義務がある。
というか、ギリシャのキリギリス生活に端を発するユーロ危機のことを考えても、きっと皆ドイツがギリシャを打ち負かす展開を臨んでいるんではないだろうか。