これはひどい

W杯３次予選
日本×ウズベキスタン

２軍なウズベキだったが、日本対策の定石である前からの厳しいプレスで日本にリズムを作らせず、しかもその運動量がなかなか落ちない、と上出来であった。

日本に呼びつけた上にW杯予選グループ中位レベルであり、まあ勝って当然といえば当然だったアイスランド戦からの起用は藤本のみだったが、ガチンコバトルでは未だ機能せず。
疲れと連携不足な感のある欧州レギュラー組は、前半の長友と香川は格の違いとらしさをみせたが、どうも本調子ではない感じ。
その他のメンバーもイマイチで、いいところに居る選手にパスが出ても精度不足、チャンスを迎えても一歩合わなかったり、もたついたり、と、要求レベルの差はあるが久々にダメな日本代表を観た。

結局日本の時間帯はハーフナーが張ることでぽっかり空いたバイタルエリアを有効に使え、この試合なかなか機能しなかったプレスが唯一効いていた前半２５－４０分ぐらいで、あとはウズベキ２軍の奮闘の前に為す術なし。
そのハーフナーはバイタルを空けた以外の仕事はほとんどできず、スタメンでは内田がひどかったし、ボランチ２人も攻守ともに全然効いてない感じ。
交代枠、１枚目の乾は気負いが感じられてひたすら凡ミスを繰り返すだけ、李は空気、駒野も淡々と守るだけ、と意味なし。
終盤前がかりになって陣形が崩れ切ったところへのカウンターで止めを刺されるシーンが何度もあったのにウズベキ選手が枠外クリアーを連発して日本の同点弾待ち、というプロレス的展開まで用意されたのにまったく活かせなかった。

点を取りに行かないといけない展開だったが特に戦術を変えるわけでもなく同じポジションの交換のみで、ザッケローニさんのやる気も伝わらなかった感じ。

不幸中の幸いは、別に負けてもどうでもいい試合で負けたことぐらい。
勝つべきところで結果さえ出れば、まあなんでもよいので最終予選で反省の成果を見せていただきたい。

今の日本に求められるのは厳しい予選を勝ち抜いて本大会で勝てる実力をつけることであり、今更クジ運がよくてＷ杯本大会に行けることでもないので、別にFIFAランクが韓国に抜かれたところで、豪州韓国バッチコイや、て意気込みでなくてはならないところ。
頑張れニッポン！