まぐれジャイロボールに沈む

2012年2月5日スポーツ

倫敦五輪予選
シリア×日本

Jリーグがシーズンオフな日本は、ホームかつリーグ戦がシーズン中なシリアに前半押されるもピンチは多くはなく無難に凌いでいたが、前半早い時間に捕球できてもよさそうなセットプレーを取りこぼして失点。
山崎を骨折で失い想定外の交代をさせられた上にロングボール主体のためあまりリズムが出てなかった攻撃陣だったが、大迫→永井と前線で手数少なくつないで素晴らしい同点弾。

後半はシリアの勢いにムラが出て日本がペースを握るが逆転弾には至らず、逆に終了間際に相手キャプテンのまぐれシュートがジャイロボールのような軌道を描いて権田の手をすり抜けて決勝点。
勝ち点３のアドバンテージで首位に立っていた日本だったが、勝ち点・得失点差で並ばれ、総得点では１点負けているため首位陥落。

ずっと首位で行けるに越したことはないが、まあライバルのシリアとはイーブンな成績ということで悪くはないし、適度な緊張感は必要。
次節、アウェーではあるが、既に終戦しているマレーシア相手に大量得点での圧勝で首位奪還するぐらいの気概が観たい。

若い世代ゆえのアバウトなプレーは散見されたが相手も同様だし、負けた試合であったが、崩された失点は無く凡ミスとまぐれによるもの。
大迫、永井の２トップはいい仕事をしていたし、キャプテン山村が復活してアグレッシヴに上がっていたのは好印象。
背水の陣でさらに結束していただきたい。