クラブW杯 準々決勝
柏レイソル×モンテレイ
メキシコから来たモンテレイは、前線にチリのスアソ、アルゼンチンのセサル・デルガドとカルドーソ、と強力なメンバーを揃えた強豪チーム。

日本開催の間に制定されてしまった、身も蓋もなく恥ずかしい感じの開催国枠で出ているレイソルがどこまでやれるか。

試合序盤、距離感のよいコンパクトな陣形かつ寄せの早い守備とメキシコらしいパスワークで柏レイソルを圧倒。
決定的チャンスを何度か迎えたが、ことごとく外す。
さすがにJリーグ勢ではここが限界か、という展開であったが、何もできなかった25分間を無失点で凌いだレイソルが徐々に相手のペースに慣れたのとモンテレイが少しペースを緩めたのがあって、レイソルもカウンター攻撃を繰り出してがっぷり組み合うようになる。
どうやら、ぬるかった緒戦での堅さも取れ、強豪チームのプレーを目の当たりにしたレイソルはようやく目が覚めた様子。

そして後半も両者互角に渡り合う展開の中、モンテレイの190cmのメキシコ代表ボランチのサヴァラに削られまくり、2人以上による徹底マークにさらされてほとんど仕事ができていなかったレアンドロ・ドミンゲスが田中順也とのパス交換から超絶ボレーを叩きこんで、まさかの先制。
そのあと一瞬でスアソの同点弾を食らってしまったものの、両者そのまま譲らずに勝負はPK戦へ。
甘いコースをしっかり読んだ菅野が1本目を止めると、モンテレイGKが蹴った4本目はポストを叩き、コースを読まれた田中順也以外がきっちり決めたレイソルが北米王者食いを達成。

PK以外でもゴールマウスを堅守した菅野、そして組織の要として活躍した大谷が今日のキーマンとして印象に残った。

スピーディーかつタイトな見ごたえある試合を展開し、この試合にてちゃんとした実力ある王者を食ったレイソル、堂々と準決勝への進出である。

次はガンソ、ネイマール擁するサントスと当たるのであるが、さすがに勝てないだろうし、ここは勝ってはいけないところでもある。
3位決定戦にてACL王者を食って、来年につなげてほしい。

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