キリング・フィールド HDニューマスター版 [DVD]
2011年9月26日 映画
冷戦、ベトナム戦争のとばっちりを受けた感じのカンボジア内戦と、その後のポルポト派による原始共産主義恐怖政治の様子を描いた映画。
ピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグ氏の体験に基づくもの。
主人公のカンボジア人は、実際にポルポト政権の集団農場に4年居た演技が素人の医者だとのこと。
米中ソの代理戦争としてひっかきまわされた結果ではあるが、とんでもない人が政権を握るとシュールすぎるとんでもない世の中になるというのを垣間見られる。
現代日本はだんだんそっちの方向に向かっているっぽい感じなので、あまり他人事ではない。。。
カンボジア人の出演シーンには字幕も吹き替えもなく、特に結構な時間を占めるポルポト政権下の描写はほとんどセリフの意味がわからないというなかなかすごい構成の映画である。
そんな感じで、この映画は外国人から見た、異様なカンボジアという視点から描かれており、カンボジアを蔑視した内容もあるとの指摘もあるらしい。
まあ確かに、この映画に出てくるインテリカンボジア人は欧米の言葉を解して欧米の言葉で観客に訴えるのであり、欧米の言葉を解さないその他大勢のカンボジア人は原始的な土人扱いである。
実際、製作者はシャンバーグとプランの友情物語だと主張しているようだけど、この映画の見どころはセリフがわからないポルポト政権下の描写であるのは明らかで、
当時の時代性だろうか、なんとなくモンド映画っぽい雰囲気であるのもそういう意見に首肯したくなる一因である。
ピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグ氏の体験に基づくもの。
主人公のカンボジア人は、実際にポルポト政権の集団農場に4年居た演技が素人の医者だとのこと。
米中ソの代理戦争としてひっかきまわされた結果ではあるが、とんでもない人が政権を握るとシュールすぎるとんでもない世の中になるというのを垣間見られる。
現代日本はだんだんそっちの方向に向かっているっぽい感じなので、あまり他人事ではない。。。
カンボジア人の出演シーンには字幕も吹き替えもなく、特に結構な時間を占めるポルポト政権下の描写はほとんどセリフの意味がわからないというなかなかすごい構成の映画である。
そんな感じで、この映画は外国人から見た、異様なカンボジアという視点から描かれており、カンボジアを蔑視した内容もあるとの指摘もあるらしい。
まあ確かに、この映画に出てくるインテリカンボジア人は欧米の言葉を解して欧米の言葉で観客に訴えるのであり、欧米の言葉を解さないその他大勢のカンボジア人は原始的な土人扱いである。
実際、製作者はシャンバーグとプランの友情物語だと主張しているようだけど、この映画の見どころはセリフがわからないポルポト政権下の描写であるのは明らかで、
当時の時代性だろうか、なんとなくモンド映画っぽい雰囲気であるのもそういう意見に首肯したくなる一因である。
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