チリ×スイス
序盤から前がかりになって攻めるチリと、それにお付き合いするスイスの堅守&スペースをついた攻撃で、展開の速いスペクタクルマッチとなった。

しかし残念ながら、少なくとも最近みてるスイス代表の試合では粗相が多いベーラミが今回もやらかしてしまって一発退場。
いかにも悪そうな外見で損してはいないか。

今回の大会、ファウルを厳しく取るのはいいんだけど、「予算」を罰金で稼ぐ日本の交通警察じゃあるまいし、もうちょっと注意を有効に使うとかで選手の自主的なフェアプレーを促すべきなんじゃないかなー。

そんなわけで攻撃できなくなってしまったスイスは、最終ラインとその5m前方のラインで帯状になって上下するという凄まじい守備陣形を展開。
守備ゾーンの手前から裏を狙えばなんとかなりそうな気がするが、チリの猛攻はことごとく守備ゾーンでつまずいてしまうし、上手く突破しても守護神ベナーリオが立ちふさがるという。
チリのオフサイド、数えてないけど記録ものだったんじゃないか?

記録といえばW杯での連続無失点時間をスイスが更新したのだが、試合は結局上手く裏を抜けたチリの選手がセンタリング→やりすぎなくらい叩きつけたヘディングがブロックに来たリヒトシュタイナーを上手くすり抜けてゴール、という絵になる決勝点を挙げる。

決勝点を挙げたチリは動きがよくなったのだが、面白いもので一人少ないスイスも攻勢に出て見せ場を作る。
チリは途中投入のパレデスが2度、スイスは同じく途中投入のデルディヨクが1度、仲良く決定機を外してそのまま1-0で終戦。

手に汗握る素晴らしいゲームだった。
惜しむらくは、退場者がでなければもっと面白かったであろうということと、サウジ審判のレベルがイマイチだったこと。
というわけで5点満点はつけたくないが、10人で頑張ったスイスに免じて5点で。

スイスは下り坂だろうと思ったのだが、ヒッツフェルトによる再生は本物だったし、ビエルサの攻撃あるのみな若いチリも魅力的。
かといってスペインが早々にいなくなるのもなんだかつまらないし、H組は開けてみればとても贅沢な組だったのである。

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