死のグループ開戦！

セルビア×ガーナ
真ん中でのハイプレッシャーと最終ラインのセルビア山脈により、ミドルシュートも無効、センタリングはもっと無効、とどうしようもない堅陣を築いたセルビアだが、ガーナのダイナミックな組織守備も相変わらず素晴らしく、３日目にしてもっともハイレベルな引き締まった戦いを拝むことができた。

セルビアは動き回るパンテリッチが裏を狙い、巨神兵ジギッチが電柱化してファウルをもらうという攻撃だが、あまり効き目なし。
ガーナは狭いところを通すワンツーを基本に、タバセ？とかいう右サイドの選手がドリブルでガンガン仕掛けるアクセントがあって面白いのだが、セルビアの守備固し。

これは面白いけどスコアレスドローかな、と思ったら、黄紙ってほどでもないファウルでセルビア人が退場。これでガーナ有利かなと思いきや、緊張のためか動きが悪くなり、攻めているのはむしろセルビア。サッカーはわからないものだ。
しかしさらにペナルティエリアでハンドしてガーナにPK献上するという不運があって、ガーナが今大会アフリカ初勝利＆今大会初のFWの得点というダブル記録。

記録といえば、セルビア（・モンテネグロ）は前回のGL消化試合コートジボアール戦でもハンドでPK献上しているので、ハンドでPK献上連続記録が２になった。

ハイレベルな戦い＋崩しようもない守備はハンドで崩壊、という見事なオチがつくなど、今のところベストゲームってことで、
もう一方のドイツ×豪州もみたいけどスカパーのみだから観られない残念さのなぐさみとしよう。

てかこの出来のセルビアがさらに必死になったのを相手にしなくてはならないドイツ豪州は不運だ。

どうでもいいけど、セルビアの監督は松方弘樹に似ている。