スラム育ちの少年が、クイズミリオネアで2000万ルピー(どのくらいの価値なのかよくわかんなかったが)に挑むという内容。

クイズの中にもちょっとしたかけひき的なものもあるが、どっちかというと、主人公の生い立ちダイジェストを味わう映画だった。
なんだか、麻雀打ってる最中にヤクザの抗争が起こったり回想シーンが入る麻雀マンガみたいだなと思った。
(まともに読んだことないけど)

ダニー・ボイルというとやはり「トレインスポッティング」で、学生時代みんな観てたが、なんだかはっきりしない内容で、Underworldの音楽やらユアン・マクレガーやら、なんというか流行のカルチャー映画という感じでいけすかねえなと思っていたのが思い出されて、懐かしいわけだが、
話の展開のテンポのよさとか軽さ(内容は、軽くは無いが、映像が綺麗なせいか軽く感じる)が似てるかもなと思ったり。

貧困の連鎖というわけで、ストリートチルドレンとして育ってしまうと、やはり成り上がりの近道がギャングがらみ。
「シティーオブゴッド」が観たくなった。

まあそんな感じで、インド風創作料理って雰囲気で、なんだかさらっと上手に作ってあって、まあまあ面白かったけど、深みがなかったというか。
アカデミー賞で一人勝ちしている理由はよくわからなかった。

コメント

nophoto
Salva
2009年9月29日23:02

たしかアカデミー賞ネライの成功についてはいんべさんがmixiに書いていたぞ。
まあ、社会派にはけっこう弱いのと、でも実は割りとシンプルなすれ違いのラヴストーリー、っていうのがポイント、というところだろう。ホントに社会派で深みがあったら、取らなかったのかも。アメリカ人に適度なわかりやすい、しかも自国の貧困には目をそむけられる、社会派。

ダニー・ボイルはキライだけど。
「シティ・オブ・ゴッド」も映画の作り方(舞台やコンセプトでなくPVみたいな映像の扱い方が)似ててどうも。

セック鈴木
2009年10月4日0:34

>Salvaさん
お手軽社会派映画、まさにMTVな感じですね。

てか、「シティオブゴッド」も同系統なのですか。うーむ。。。
若い頃はPVみたいな映像が好きだったのですが、食傷したのか年齢とともにオーソドックスなのが好きになってきたようです。

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