デヴィッド・フロストという英国人TV司会者とニクソンが1977年に対談したのを元ネタにした舞台劇を映画化したものとのこと。

ディベート社会だと普通の光景なのかもしれないが、インタビューをボクシングの試合みたいに演出しているのが印象的だった。

ニクソン役のフランク・ランジェラの顔芸が凄かった。
(動揺して目玉がピクピクしたりするのだ。表情筋が鍛えられていて、プロの役者の仕事を観たぞって感じ。
 日本の舞台版をやるらしいが、ニクソン役は「華麗なる一族」での濃ゆい顔芸が記憶に新しい北大路欣也)

ふと虚を突かれてみるみる崩れていく老人ニクソン(を演じるランジェラ)が、ちょっとかわいそうに見えてきてしまった。

ニクソンは盗聴事件で途中辞任しているなどで評判が悪いが、外交での成果などから最近再評価される傾向があるらしい。

映画の最後に、マスメディアの悪いところは、一瞬が全てかのように見せてしまうことだと言っていたが、まさしくそのとおり。
今はインターネットなんて便利なものがあるので、ものごとの判断はマルチソースをもとに。

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