連休最後は、会社。人が少なく邪魔が入らないので、自分の領域でおさまる内容に限るが、やはりすごくはかどる。

昨日実家にて、父親から恐ろしい仮定の話をされる。
それはこういうもの。

・中国が、13億のゆがみをねじ伏せてこのまま強引に成長を続ける。
・日本製品はかろうじて品質において長じるが、中国の安かろう悪かろう(しかも、品質に関してはそれなりに迫ったレベルで)が今とは比較にならないレベルで世界を席巻し、日本でも中国製のシェアが増大する。
・日本の製造業終了
・ともかく戦前で第5位、戦後も第2位の経済大国だった日本に待っているのは凋落のみ

中国目線のサクセスストーリーに基づいており、実際中国人と仕事をして彼らのメンタリティーなどに触れた感想として、さすがにそれはないだろうと思っているのだが、可能性としてゼロではなく、ぞっとした。
人件費やハングリー精神では新興国に勝てないし、アメリカほど商業のロジックが洗練されてない日本の立場が危ういのはたしかだ。
日本のよさが伝わらなくなったら、そこで試合終了だ。
(でもやはり、職人的技術や緻密さに関して、国民性として世界に長じるものがあると信じている)

グローバル化の波が押し寄せるメーカーで働いている身として、そういうところと勝負するのは正直やってられねえよと思う。

外交の延長線上の手段もないし政治が骨抜きな日本は米中みたいに覇権が目指せるシステムではないので、もはや経済的なトップを目指すのは無理だと思うし、覇権=他国を食い物にすることで目指せるとしても目指すものではないと思う。
(日本はだいぶ経済的に世界を食い物にしてきたし、ツケは払わされることになるのかもしれないが、自分がとばっちりを受けるのはいやだな)
地球はもうずっと人大杉な状態だし、うまく住み分けてまったりやりましょうよ、という雰囲気に早くならねえかなあと現実逃避する連休最終日。

コメント

nophoto
いんべ
2009年7月21日23:25

昔はマイナーだった右翼のみなさんが最近なにかと元気がいいのは、単純に自分の国に自信がなくなってきたということなのかもね。

セック鈴木
2009年7月26日22:20

>いんべさん
ステレオタイプな右翼は、ダメな原因を外部要因に責任転嫁したり、自信のよりどころを根拠の無いオカルトにもとめたりする安易な傾向がよろしくないですね。

対極の人たちの安易なお花畑っぷりもあれですが。

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