人形使いと融合した草薙素子の同位体たちのエピソード。

公安9課は荒巻部長とバトーがちょっとだけ出てくるぐらいだけ。

4番目の同位体、荒巻素子の所属会社での仕事ぶり(?)を軸に、複数のデコットを使いこなす様子や電脳空間での戦いなどを描く。

1巻、1.5巻は刑事ドラマ的な要素の比率が高くてわりとすっとなじめるのだが、この2巻はもとは同じ人の派生種がどうだとか、認知限界がどうだとか、バトルシーンも電脳空間が主だったりと観念的なので娯楽目的に適うかというとちと微妙。

ソフトウェア開発の世界では、アプリケーションは成果が見た目に表れやすいので派手だけどミドルウェアあたりはよっぽど暇な人が視覚化しないかぎりは、成果がログの文字列でしか確認できなかったりで地味だなんて話を聞いたりするのだけど、
攻性防壁を送り込んだとかウィルスをワクチンで中和したりだとかの電脳バトルはウィルスバスターのログに出てくるようなレベルのことに思えるからか、あまり気分が盛り上がらない。

やりとり的にはガンダムで宇宙戦艦同士がビーム撃ち合ってるシーンと似たようなものなのだが、やっぱガンダムの方が感覚的に楽しい。

1巻で攻性防壁の描写で人の頭や身代わりの箱が吹っ飛んだりするのとか、ダイハード4.0でハッキングでパソコンが爆発するだとかの、大袈裟でも感覚的にわかりやすい演出の大事さを再認識。

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