闇の子供たち

2008年8月10日 映画
タイでの幼児売春と臓器売買を扱った梁石日の小説が原作とのこと。

マフィアが運営する幼児売春組織(臓器売買も派生)を日本の新聞記者や現地のボランティアが追うが、マフィアの報復があったり主人公にも闇があったりなど、一筋縄にはいかない深くドロドロとした内容で、引き込まれた。
重すぎるので、一人で観ることをおすすめする。

マスメディアの腰抜け報道が槍玉に挙げられる昨今であるが、あぶない案件は命の危険があるわけで、まあ腰も引けるわなあと思った。
(実際、歌舞伎町アンダーグラウンドの人みたいに消される例もあるわけで)

そういう案件には非対称戦争に擬えられる顔の見えない匿名のインターネットがゲリラ戦法に便利なわけで、それを潰すのにつながりそうな人権擁護法案みたいなのは成立させちゃいけないと思うのだなあ。

ボランティアもマフィアの前に無力で、最前線の歩兵のようである。でも、それが重要。

あと、変態新聞社が協力のクレジットにあったのと、小児ポルノを撮っている宮崎あおいが出てるってのもある意味すごい。

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