ぐるりのこと

2008年8月3日 映画
橋口監督の4作中、俺が観るのは3本目。

コントみたいなオカマ的言葉遊びの長台詞が相変わらず可笑しく、しかしテーマ(家族のめんどくささと、それを含めて大事にするみたいな)も考えさせられるものがあった。

大量消費社会にあり、人間の数も多すぎるが、人間関係というのは使い捨てで消費するものではないと伝えているように思えて、ぐさっと突き刺さるものがあった。

使い捨て消費の人間関係が成り立ちやすい現代社会であるが、気をつけなければならない。
物的資源に対する意識を高めることが流行している昨今であるが、人間もまた資源であることがないがしろ。

相変わらずの内面を深くえぐる心理描写、綺麗なものを綺麗に撮るセンス、異形なものを客観的に映すところなど、やはりこの監督はやるなあ、と思った。

次回作は6年以内に観たいですなあ

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