今度はQBK

2008年6月13日 スポーツ
ユーロ2008
オランダ×フランス
相変わらず消極的なフランスに対して、オランダが最初のセットプレーで先制する幸運。
ここでオランダは、守備が堅いフランスのカウンターを警戒したのか、無理せずボール回しに徹し、体力温存+相手の体力削りに終始。
一方のフランスは、リベリーがデ・ヨングに消されてしまった上に、相変わらず消極的でやる気が感じられない。
この日先発のゴブは光っていたのだが。
(関係ないが、オランダのボランチ、エンヘラールとデ・ヨングは、フランスのマケレレ、ヴィエイラのコンビを彷彿とさせる。(エンヘラールは、ちょっとスケール小さめだが))
前半は、オランダはいつになってもペースアップしないし、フランスも拙攻なので凡戦。

後半、じれたフランスはさすがに攻勢に出る。しかしまたしても、オランダの超絶高速カウンターが炸裂。
Vニステルローイのルーレット→ロッベンの縦突破→真ん中で誰かが囮→大外からファンペルシーがQBK→フランスGKクペに当たってゴール
である。
なんと、ドイツ×ポーランド戦のクローゼのへなぎサイクロンに続いて、今度はファンペルシーのQBKが炸裂してゴールである。
欧州の名選手に技を真似されるへなぎさわ、恐るべし。

苦境に立ったフランスだったが、空いた右サイドからサニョルのいいクロス→アンリの、らしいビューティフル・ゴール。
ほとんどの時間帯で地味な印象のフランスって、俺はあまり好きではないのだが、フランス好きな人って、こういう一瞬の輝きが好きなのかな。
(マルダのバイシクルパスも美しかった)

しかし、ゴール直後のプレー。ロッベンが一人で持ち込んで、針の穴を通すまぐれくさいゴールで追加点。
ロスタイムにもスナイデルがターンから凄いのを叩き込み、オランダまたもや圧勝。
たまたまかもしれないが、前半の長い前振りを、後半でしっかりとオチに持ち込んだオランダにスケールの大きさを感じてしまった。

今日はフランスの攻撃も喰らったのだが、デ・ヨングや、最後に立ちはだかるファンデルサールがよかった。オランダの守備も、さすがに鉄壁ではないが、逆に面白いのでよし。

オランダ、強いとはいえ、2戦とも早いうちに先制点を奪って、相手をペースにはめ込む戦い方しかしてないので、次のルーマニア戦は多少苦しんだ上で勝てると、本物の強さが証明できそう。

フランスは、後半さすがに攻勢に出たが、相変わらず積極性に欠けるつまんないサッカーだ。
占いに頼っちゃうとかいうドメネク監督が元凶じゃないかって気がするが。

さて、1位通過を決めたオランダは、殺る気満々で来るであろうルーマニア相手に練習試合のチャンスがめぐってきた。
ここはあえて、前半で先制点取らないとかでケーススタディに励んでいただきたい。
怪我と警告だけには注意だ。

一方、イタリア×フランスは、2年前は決勝戦だったのに今回はグループビリ争い(でも、勝ったほうは限りなく2位通過の可能性高し)。しかも、ロスタイムのスナイデルのゴールによって得失点差でも並んでしまったので、ルーマニアが引き分け以下の場合はPK戦突入と思われる。
(チェコの、ポルトガル戦のロスタイム失点も余計だった)
仕組まれたかのようなドラマだな。

三つ巴の戦い、多彩な攻めのイタリアが消えてしまうのは惜しいので、イタリアを応援するとしよう。

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