三原色、暗躍

ユーロ2008
イタリア×ルーマニア
前半、緒戦同様ルーマニアが自陣に引き篭もってのカウンター狙いで、イタリアは押し捲る。
フランスと違って、創意工夫でルーマニアをあと一歩のところまで崩すが、意図が合わなかったり、ルーマニア守備陣やロボントに防がれたり。
前半終了間際、ショートコーナーからなんとかゴールをこじ開けたが、副審が誤審してゴール取り消し。ああ、運がないイタリア。
ルーマニアも、たまにではあるが、ムトゥの突破や強烈ミドルシュートでイタリアのゴールマウスにせまる。

そして後半。ここまで、ある程度は危なげなかったイタリアだったが、ルーマニア陣内右、深いところからのFKをザンブロッタがクリアミス。ファンタジーを読んでいたムトゥが千載一遇のチャンスを決めて、先制。
しかし、直後のイタリアCK、4番が折り返してパヌッチが同点とし、同僚のミスを取り戻す活躍。
後半になるとルーマニアも点を取りにきて、自陣のスペースが空くが戻りは速い。
イタリアも相変わらず攻めるのだが、ロボントの好セーブや、ポジショニングはよいがパスがショボすぎるカッサーノの拙攻などでゴール割れず。
一方のルーマニアは、後半半ばに微妙すぎるPKをもらったのだがブッフォンの好セーブに阻まれる。
で、終了。

ゴール取り消しやら、なんとか止めたものの微妙すぎるPKやらで審判からイジメを喰らった格好のイタリア、出来は悪くないのだがどうも流れが悪い。

ルーマニアは、今日はショボい審判に助けられた（さすがに買収してねえよな）こともあって、死のグループで手堅く2引き分けで2位浮上というダークホースぶりを発揮。
さすがに、神頼み仏頼み会員頼みだったりはしねえよな。

Cグループの影の主役なんだけど、俺の中ではヒール認定です。立場をよくわかっていらっしゃる。好演、好演。