強いオランダ復活？

ユーロ2008
イタリア×オランダ
序盤いい入り方をしたのはイタリアで、ピルロを中心に中盤で展開してトーニのポストプレイ、ディナターレのランニングでチャンスを伺う。
が、解説者によるとオランダトップ下のファンデルファールトがいやらしいポジショニングをしだして、ファンニステルローイのマークがずれだしたそうで、これが奏功したのかゴール前の混戦から、そのニステルローイがゴール。
これで試合の流れが一気に変わり、押し込もうとしたイタリアに対して、オランダの超絶高速カウンターが決まって追加点。
ゴール前→ジオ→カイト→スナイデル、とほとんどワンタッチの綺麗すぎるゴール。
これでオランダ全体の攻守の動きが急によくなり、一方のイタリアはあせりがでたのか、全体のバランスがちぐはぐに。
トーニもオランダ守備陣に包囲されて無効化。ピルロも消耗。
後半20分をすぎると、中盤でのボールの取り合いで消耗したのか両チーム足が止まって、ボールホルダーへのプレッシャーがなくなったので、疲れからくるイージーミスもあったものの、両チームともいい攻撃。
オランダは、ファンデルサールのビッグセーブの流れでさらに追加点である。
結果はワンサイドだが、内容的には今までの6試合で一番面白かった。
腐れTBSは今のところいい試合をツモっており、地上波観戦の人もラッキーだ。

イタリア、序盤が期待させるものがあったのだが、アンラッキーな感じもする一点目が全て。
カンナバーロが居たら、2失点目以降はなかったかもしれないし、そういった意味でもアンラッキー。
地力はあるので、上手く建て直してほしいなあ。

オランダ、攻守がかみ合ってるのは10年ぶりに観たような。
守備も集中していたし、得点に絡んでいる人数が多いというのも評価できる。
チームのまとまりが持続できれば、優勝候補といってもよさそうだなあ。

ところで今回のオランダのユニフォームのデザインは、ガムテープで貼ったみたいな背番号のフォントを除けば、けっこう好きかも。
そういやグループCって、国旗がトリコロールの国ばかりなんである。