象牙海岸2連戦

キリンカップ
パラグアイ×コートジボアール
安定感あるパラグアイと、アフリカらしいムラがあるが時たまスーパープレーを見せるコートジボアールが激突する素晴らしい試合だった。
確かな技術に支えられたワールドクラスの球筋、スピードと運動量。ああ、素晴らしい。
若いチームらしいけど、それを感じさせない老練さと安定感あるパラグアイの方が手ごわそうかな。
コートジボアールの左サイドバックのボカがインパクト大。

日本×コートジボアール
豪雨の中、前線からのプレスでいい入り方をした日本が20分ぐらいで先制。大久保を囮にフリーで走りこんだまでは素晴らしい玉ちゃんだったが、シュートはキーパーの正面だったのでボールの跳ね方によるラッキーくさい感じも多少。まあ、今野のナイススルーパス→長谷部のナイスクロス→大久保が2人を引き連れて囮→フリーで玉ちゃん、と4人が絡んだいいゴール。

しかしよかったのはここまでで、早くも電池が切れてしまったのか、はたまた雨で漏電してしまったのか、凡ミスを連発するようになった日本は足も止まって、前半のうちから逃げ切りモード突入。
しかし一方のコートジボアールも、序盤の日本の攻勢（猫騙し？）に眩惑されたのか、単に疲れが出たのか、パラグアイ戦みたいに両サイドバックがガンガン上がってくるでもなくあまり迫力がなかったので日本の逃げ切りを許してしまった感じ。
W杯アフリカ予選の調整に来たはずのコートジボアールはさぞかし残尿感が残ったことでは。

ていうか日本は最終ライン付近がコートジボアールの前線の4人の菱形プレスに何度もひっかかってしまって、散々ファンタジーを演出するという危なっかしさ。
ワールドクラスの確かな技術の松井を擁しながら、周囲が松井を使いこなせないというもったいない状況で残念。
玉ちゃんの自分大好きニコニコインタビューは、相変わらずバカそうな感じでよかった。

◎楢崎　ナイス安定感
◎中澤　ナイス安定感
◎トゥーリオ　守備の最後の砦、序盤の攻勢の火付け役として貢献。
×駒野　ほぼセンターバック化
△長友　良くも悪くもフレッシュさはアピールし、上々デビュー
△今野　得点の起点になったけどミス多し。どうした？
○長谷部　なじんでた。
△松井　突出した貴重な存在なのに、連携悪く浮いてて残念。どっちかというと周りが悪いけど。
△遠藤　序盤のキック精度は素晴らしかったのに、チームとともに電池切れ。しかし相変わらずシュート打たないね。
○大久保　献身的にがんばった。
○玉田　良くも悪くもストライカー
−香川　ナイスパス1本
−矢野　突進1回