ゴーストワールド【廉価2500円版】
2008年3月20日 映画
世間と価値観が違う、オタク系アウトサイダーなブス女子が主人公で、高校卒業後、その主人公の疎外感をシニカルに描いている。
若くしてブス女優という道を歩むことになった（？、でも実際そんな役ばっかりだし）ソーラ・バーチの人生ってすごいなあと思いつつ、
自分も10代のころはモテなくて、世の中を斜に構えてみているサブカル系オタク人間だったので、こういう頃もあったなあと懐かしい視点で観てしまった。
原色ギトギトな映像も、10代のときものすごくツボだったセンスだ。
（でも、周りを引っ掻き回した挙句、絶望してどっか行ってしまうという内容は救いがなさすぎで共感できないが）
しつこいようだが主人公がブスだし、シニカルすぎるし、好き嫌いの分かれる映画だろうなあ。
さて、チーマもどきの不良が多かったサッカー部が嫌いで、税金なんて一銭たりとも払いたくないと思っていて、運動が好きではなかった厭世的なオタク人間は、その後10年を経て、球蹴りや踊りなどのスポーツにハマり、自分が関わる社会について意識を持つようになった。
(しかし、引き続きモテない)
必要な回り道だったのだが、そんな回り道はもっと早く終えられていればなあとの悔いも残る。
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