味のある試合

ACL
全南ドラゴンズ×ガンバ大阪

山口と中澤聡太のCB陣、やったことがないらしい橋本の右SBがひどくて守備が完全に崩壊している前半のガンバは、キャプテン山口のナイスアシストトラップと接待FK献上により早々に2失点。
全南のヴィクトルなんとかという新加入のブラジル人FWはすばしっこく、ガタガタのガンバDFラインを彼をはじめとした攻撃陣がロングボールを起点に切り裂き、ガンバDFはこれにお笑いプレーで対応するという展開で、これは早くも終わったなあという印象があったのだが、速攻からの二川のナイスゴールが決まり、前半も終盤にはガンバがリズムを取り戻して終了。

後半、陣形がコンパクトになって守備の修正ができたガンバが押しまくり、攻撃でいい動きをみせていた安田ミッチーや二川、明神、播戸の活躍で逆転に成功するも直後に橋本が見事な足払いでPKを献上し、また同点という出来すぎた展開。
結局、今日大活躍の安田→播戸で決勝ゴール。
最後は軽くキレた全南選手が地味にヒップアタックやローリングソバットなどのプロレス技を繰り出すという面白シーンが散見されつつも、スペースがなくて得意のキックアンドラッシュを封じられた全南はなすすべなし。

定評ある松木安太郎の応援（解説ではなく）も癒し系で味があり、深夜に和み系な面白番組が観られてよかった。

上記に言及してない選手も、ルーカスは起点、バレーは囮として効いてたし、最近特にスケールの小さいリケルメといった風情の遠藤は、期待通りに国際試合でのステルス性能を発揮（というか、悪くはなかった）。
藤ヶ谷は、崩壊したDFラインの隙間から飛んでくるシュートを止めまくって勝利に貢献したし。

全南も、いいキックを持ってるアンガールズみたいな髪型の選手がいたりで味があった。

一方、鹿島は6−0とまた圧勝。
なんか、去年のACLの浦和、川崎と展開が似てるんだよなあ。。。
（ということは、ガンバがのらりくらりと決勝進出か？）