東アジア選手権の最終戦は自宅で観られるはずだったが、新幹線トラブルにより見逃す。
ワンセグも受信状態悪く、へぼろく君もこういうときに限って録画しといてくれないのだった。

かんこく戦は、どうやら1対1で負ける苦しい展開ながらも中沢の粘りで最小失点に抑え、山瀬の活躍で同点に追いついて引き分けでまたしても僅差で優勝を逃したようだが、特定アジアによる日本包囲網という四面楚歌の状況の中、従来並の結果が出せたということでまあ及第点でしょう。

さて、録画していた中国戦を今更観てみたわけですが。

東アジア選手権
中国×日本
(コードネーム:リアル少林サッカー)

序盤、高いプレッシャーで中国を慌てさせてペースを握った日本だったが、両サイドへの斜めロングボール攻撃で中国に押し込まれて苦しい日本。
駒野からの絶妙クロスのこぼれ球を山瀬が押し込んで貴重な先制点。
後半も田代が代表初ゴールを決めたのだが、大会の性格上もみ消される不運に見舞われた。
まあ、後半はサッカーじゃなくなったのでコメントのしようがないんですな。日本よかったけど、中国ひどすぎた。
技術の日本、(空回りする)気合の中国、って試合でした。
啓太が熱くなって黄紙もらってしまったのが惜しいが、それを除くと日本代表の冷静なガンジーばりの無抵抗主義には目頭が熱くなった。

中国代表の印象、中盤にわりといい選手が増えてきた印象なんだけど、それより後半のひどい内容が目立って、いい印象は霞んだ。

審判団、2002日韓W杯のかんこく×イタリア戦を彷彿とさせるナイス面白ジャッジでした。
FIFAから懲罰受けてくださいまし。

サッカーはもともとガラの悪いヤンキースポーツであるという性格上、審判がちゃんとコントロールしないとこの試合みたいな泥試合になる可能性が少なくない。
(2006ドイツW杯だと、イタリア×アメリカ、オランダ×ポルトガルとか)
それはそれで観てて楽しいのだが、
(この試合もかなりシュールで、ある意味楽しかった)
選手やクラブチームにとってはたまったもんじゃないし、東アジア選手権は別名日本対特定アジア日本包囲網90分3本勝負デスマッチであり空気読めずにガンガン削ってくる相手ばかりなので、有望選手を出場させるのはかなりリスクを伴う。
実力がそこそこで、メンタル面の強化もできる手近な強化相手というと危ない特定アジアぐらいしかいないという日本の悲しい状況が浮き彫りとなる大会なのである。

というわけで、今後はこの大会に限っては、日本協会による選抜制ではなくて、日本代表に名乗りを上げたい選手による志願制にするべきだ。
この大会に限っては、所属クラブの拒否権は認められるべきだなあ。
たぶん次回は北朝鮮でやるんだろ、これ。。。
(日中韓での持ち回りだそうなので、次回は日本らしい)

さて、選手の印象を下記に。
◎楢崎
 結局、この大会唯一の無失点キーパー。抜群の安定感で、代表レギュラーに返り咲きか?
△内田
 雰囲気に呑まれたのか前半はまるでいいところ無しだったが、後半は修正された。どんどん経験積んでください。
○駒野
 決勝点に絡む活躍。でもなんか物足りない。。。
◎中沢
 守りの要として泥試合を冷静に乗り切る活躍。素晴らしい
○今野
 慣れない代役お疲れ様でした。便利屋扱いなのがちとかわいそう
○鈴木啓太
 ダブルボランチで安定し、従来より躍動。しかしのど輪シーンでは冷静に演技力発揮しないと。
○中村憲剛
 ダブルボランチとして中盤の円滑化に貢献、さらにパスセンスも発揮
◎遠藤
 絶妙なパスを連発。相手の呼吸とか間合いを読んで崩す選手なので、相手を読みきって確変モードに入るとすごい。(ただ、ワールドクラス相手だとほとんど発揮できない能力)
◎山瀬
 岡田ジャパンで水を得た魚のように躍動しつづける。
◎安田
 内田を尻目に躍動するも、危うく内臓破裂。。。勘弁してほしいな
○田代
 鈴木隆行を彷彿とさせる、つぶれ役&ポストプレイ。怪我しなくてよかった。存在感をアピールできたでしょう。

○加地
 ジーコ時代に比べると地味になったけど、不用意な上がりがなくディフェンスがよくなってるので守備固めで計算できる。
△羽生
 良くも悪くもなく。交代前の涙目が印象的。
−橋本
 時間稼ぎお疲れ様です

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