イタリア×チェコ。

予想通り、がけっぷちのチェコが攻勢に。
イタリアは、おそらくトッティがさぼっているせいで中盤のプレスがかからない。
そんなわけで、ボールを華麗に回しつつ左サイドを起点に負傷明けのバロシュに裏を狙わせるチェコは、ミドルシュートを織り交ぜつつよく攻める。

さらにはネドヴェドを止めようとしたネスタが負傷するというアクシデントがイタリアを襲う。
交代に入ったのは、兄貴の相性で知られ中田、カビエデスとともにガウッチチルドレン(?)であるマテラッツィ。
たまにものすごい暴力行為を働くことで知られる要注意選手だ。
しかしながら、193cmの彼が投入直後のコーナーキックをチェコゴールに叩き込んだ。そのあとも兄貴は確変モードに入ったのか、チェコの攻撃をガンガン止めまくった。
まさに怪我の功名というやつである。

そのあともチェコが押し気味ではあったのだが、高原風ヘアスタイルの19番が前半ロスタイムにバックチャージで2枚目のイエローカードをゲットしてさようなら。
バロシュもガス欠気味だし、チェコはピンチに追い込まれた。

後半さすがに一人多いイタリアは奪った後ジラルディーノに当てることができるようになって、トッティのナイスパスなども散見されるようになった。
が、目立つのは一人少ないのに全員上がって点を取りにいかなくてはいけないチェコの悲愴な意気込みだ。

で、試合を決定付けたのは出場が無かったインザーギ。
前掛かりになったチェコの裏を突こうという明確な意図が感じられる。
そのインザーギがストライカーらしい動きでチェコゴールに迫るが、あと一歩のところでゴールを割ることができない。
しかし終盤、高い位置でボールを奪ったイタリアがチェコ最終ライン2人の間から飛び出そうとしていたインザーギにスルーパスを供給。
さすがにヨーロッパ屈指のキーパーチェフもこれを止められず、独走態勢に入ったインザーギが追加点。

という感じでアクシデントをチャンスに変えて完璧な試合運びをみせたイタリアが2−0で勝利。

事実上もっとも危険なグループを一位通過した。
さすが。

チェコは、FWが相次いで戦線離脱したのが痛かったですな。
まあ、チェコの本領はどっちかというと欧州選手権で発揮されるので、お隣開催の2年後に頑張ってください。

っていうか、怪獣みたいなのが大きくすかし印刷されたチェコのアウェーユニフォームが欲しいですわ。

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