スパーリング

ウクライナ×サウジアラビア。

緒戦でスペインスタイルに受けて立とうとして大失敗したウクライナだったが、さすがに今大会屈指の弱小チーム相手ならのびのびとやれた。
試合というより、実戦形式のリハビリっぽい感じだった。

サウジは試合開始直後からライン際でのファンタジーでネタを振り続け、これに応えたウクライナが空中からキーパーの股を抜くオチで応えて先制。
このまま、サウジのボケにウクライナが突っ込む漫才形式で試合が進むのかと思いきや、それ以降のサウジのボケが冴えない。

ごく普通の面白くないワンサイドゲームになってしまい、ウクライナが3点加点、シェフチェンコにゴールを挙げさせようという意図に応えたエースは1得点1アシスト。
決勝トーナメントに向けたいい調整になったことでしょう。

ただ、ウクライナの守備はどうも詰めが甘いようにみえる。スペイン戦みたいにボールを動かされるとダメそうな雰囲気が漂っていた。

アナウンサーが「堅守速攻のウクライナ」とか言ってたけど、
守備のときも前に人が残っているのでたしかに速攻はかけられるけど、堅守じゃないだろう。

日本と親善試合やったときは、もっと中盤でのプレッシャーがきつかったような気がしたのだけど気のせいか？

一方のサウジ、チュニジア戦ではコンパクトな陣形だったのにウクライナのスピードに怖気づいたか。
中途半端なファンタジーの演出もダメだな。
やるなら、もっと日本みたいに豪快にやらないと。
何事も中途半端はよくないぞ。

こういうチームがW杯に出てくるから、アジア枠減は検討されるし、日本のレベルもイマイチあがらないんだよな。
そういう意味では、オーストラリアがAFCに加入というのは長期的視野でよいことなのかもしれない。
アジアカップにオーストラリアが出るってことだろ？
それは盛り上がるよ。