公開処刑

スペイン×ウクライナ。

スペインリーグは、組織的でタイトな守備をせずに攻撃重視でフィールドを広く使う攻撃サッカーで有名だ。

というわけで、この試合はスペインがフィールドを広く使って魅惑の攻撃サッカーで魅せた。
4点目、プジョルのインターセプト、オーバーラップからの速攻なんかはかなり美しかった。
（というか、他の得点は全部セットプレーだったりする）
右サイドバックがサルガドじゃなくてセルヒオ・ラモスだったのが意外だけど、サルガドばりのオーバーラップを披露。
なんでも、北京五輪世代が数人いるとか。
スムーズな世代交代が進んでいるというのはなんとも羨ましい。
今回は若いメンバーだったけど、その他ホアキンなどなど今回出なかったメンバーも充実している。
課題のディフェンスも、この試合に限っては1対1の強さをみせてまあまあ安定していた。
というわけで、スコアが示すとおりの完全勝利。

スペイン、どうもグループリーグは楽にこなせそうなので、チュニジア、サウジ相手にコンパクトな守備を崩す練習をして決勝Tへの調整に入れそうかも。
スペインはラテン気質なのか調子に乗ると強いけど、リズムを失うと勝負弱い。あと2試合で、そういう状況のシミュレーションを重ねていただきたい。

一方のウクライナは、ディフェンスラインと前線が間延びしてスカスカになってしまい、スペインサッカーと真っ向勝負してしまった。
得意の（？）カウンターも大して決まらず、1対1で止められいいとこなし。
見せ場は、DFがフェルナンド・トーレスのパンツを脱がそうとしたホモセクハラ行為で今大会初の一発退場＆PK献上したお笑いプレーぐらいだろうか。
正直コメントのしようがない。

気を取り直して、格下なはずの2チームから確実に勝ち星を挙げるしかない。