んが

いよいよ我が日本の登場である。
相手は、ヒディンク率いるオーストラリア。

一生懸命練習したプレシングにより中盤でボールを奪い、相手に決定的な仕事をさせない日本。
悪くてもスコアレスドローか？
と思った矢先、歴史的瞬間が訪れた。

中村俊輔がフリーキックで蹴ったセンタリングが、
（後日注：何度も流されるシーンをみて気付きましたが、セットプレーじゃなくて流れの中でしたね）
高原のキーパーチャージで相手を妨害した甲斐もあって、そのままゴールに吸い込まれたのだ。
なんと、今大会初、枠にシュートを一本も打たないままの先制点である。
しかも、ファール。
（イングランドもそうかもしれないけど、枠にシュートぐらいしてなかったかなあ？？？少なくとも、ファールはしてない。）
そんなお笑い先制点を叩き出した日本であったが、降臨したのは笑いの神だけで、勝利の女神からはどうやら見放されてしまったようだ。
あんなお笑いゴールだけで勝とうというのが間違いで、何度かあったチャンスを確実に決めるべきだった。

後半、なんだかわからないけどプレスがかからなくなってゴール前にボールが入れられるようになって猛攻を受け、それでも川口の確変モードでしのいでいたのだがジーコが流れを変える采配をしなかったのが響いた。
中盤から前線の守備の動きがなんかおかしかったのだろうけど、よくわからん。
この大会、既に何度か采配の良し悪しが如実に現れているのだが、ジーコの煮え切らない采配が悪い方向に作用したこともあって、残り10分でまさかのズルズルと3失点。
2失点に絡んでしまった駒野の頑張りが足りなかったというのもあるが、どっちかというとジーコの采配が全てだった。

悲しいことに、お笑いで得た一点を守りきれるほど、日本は強くなかったということだ。
そりゃあ勝利の女神も愛想がつきる。
同じく他力で得た得点を守りきったイングランドとは、格が違うのを露呈した。

というわけで、笑いの神にまんまと載せられて、ぬか喜びというのを久々に味わった。

まあ、前向きに考えるならば、あと2試合をとにかく勝てばいい、というシンプルな目標が出来たということでどうだろうか。
MI3も公開間近だし、目標の難易度は、この際問題ではないのだ。

観に行った飲み屋では、日本人に囲まれて4人ぐらいオージーが応援していました。
日本人は暴れないだろう、という打算のもとに来ていたっぽいのがなんとも悲しい。

風邪をひいたらしくすこぶる体調が悪いのだが、このままでは寝付けないのでブラジル×クロアチア戦を観る事にしますわ。