DVD 角川エンタテインメント 2005/03/11 ¥3,990

ゲーム性のある殺人方法で人殺しを楽しむ愉快犯のターゲットとなった2人がもがく話。

俺は人に何かをするときに、同じことを自分がされて嬉しいかイヤかを考えてから行動する。
(相手をよく知ってる場合はその人の思考パターンから考えたりもするが)

この映画は、「こんなことされたらイヤだなあ」というアイデアがこれでもか、とばかりに詰め込まれている。
これを作った人は頭がいいんだろうなあ、と思うが、頭の良さを発揮する方向が、人に不快な思いをさせることに100%のベクトルが向いている。

そういや、楽しいところであるはずの天国のイメージがすごくぼんやりとしてるのに、地獄の描写は責めの手段までものすごく具体的なのはなんでだろう、とほぼ日の対談で書いてあったけど、たしかに物凄く具体的にイヤな描写の映画は多々あれど、物凄く具体的にハッピーな描写ばかりの映画っていうのはあまり見聞きしたことがない。
俺の嗜好の問題だけかもしれないけど、やはり人間、他人の幸せには興味がないが他人の不幸せには興味ひかれ、具体的にイメージもわくものなのだ、ということじゃないだろうか。

というわけで不快感たっぷりで後味も最悪なこの映画、久々にイヤなものを観たなあ、という心理的ダメージでゲンナリできることを保障します。

これに星をつけるとしたら、5点満点で負の星4つだ。
(一応、ホメてるつもり)

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