DVD 角川エンタテインメント 2005/01/14 ¥4,935

「大人は判ってくれない」「思春期」など(っていうか両方トリュフォーだけど)、小生意気な子供が主人公で、大人の世界を子供の視点から(といいつつも作ってるのは大人なわけだが。。。)エスプリを効かせて描写したフランス映画はわりと好きだ。

この「ぼくセザール〜」もそんな感じの映画のひとつ。小太りで目がくりくりした男の子を主人公に、思春期への入り口の時期を描いているのだけどフランス映画らしい絵本のような映像センスに心地よさを感じつつ、セザールやその仲間の日常や冒険を童心に返ってしばし楽しんだ。

大人になってみて月並みながら思うのだけど、この映画のように、この映画の年頃の子供にとって未来は希望に満ちていて日々は新鮮に輝いている。
自分のときも、思い返してみればそんな感じだったように思う。
また、最近下北沢で学生の群れに出くわしたが、これまた今を楽しんでいる感じで、かつ未来への希望を持っている感じに見える。

30歳まであと一年となってしまった自分も日々は楽しいし今を楽しんでいるけど、将来についても、悪い方へと考えてしまうこともあるけれどわりと楽観的。
それでもやはり子供のころや学生のころに比べると何かが違うのだ。
自由になるお金の額が違うので学生時代よりリッチに遊び倒してはいるが、子供のころと今との何らかの相違は、お金で買えないもののひとつだ。

そんな過ぎ去った日々への郷愁でちょっと目頭が熱くなったりもした。
嗚呼、哀愁のオヤジ予備軍。

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