バナナチップス・ラブ

高校生の時にやってた深夜番組ドラマ、「バナナチップス・ラブ」が好きだった。
話の筋なんかはほとんど覚えてなくて、ブレイク前の松雪泰子が出てたとかオカマの双子が出てたとかしかぼんやりとした記憶しかなかったのだが、なんとなく覚えている雰囲気が大好きだった。

そんなわけで、またいつか観たいなあと思っていたら、渋谷と恵比寿のTSUTAYAには置いてあるという情報をちょっと前にゲット。TSUTAYAのカードが店舗に因らず使えるようになり、恵比寿のTSUTAYAが生活圏内にあるということで意を決して行ってみたら、たしかにそれはあったのだ。

興奮して全2巻を借りて帰ったのだけど、ここである問題に気付いた。
なんと、去年HDDレコーダーを買って以来、VHSのビデオデッキは人にやって処分してしまったのである。

というわけで自宅では観られないので、白金に住んでいる元ヤン君のところへビデオを再生させてもらいに行く。

松雪泰子の顔はあどけなく、日本人登場人物のファッションはバブル期の面影を少し残しているところに涙。
双子オカマ出演シーンのシンメトリーな構図と、双子オカマの絶妙なセリフ回しにまた涙。
当時海外に行ったことがなく、なんとなくあこがれていた外国の街であったニューヨークがもう憧れではなくなってしまったことや、世界貿易センタービルが健在であることにまたもや涙。

正直、松雪泰子以外の2人の日本人メインキャストの芝居が下手だし、映像もイメージの中で美化されていたものよりはチープな感じはあったものの、いくつかの映像や音楽は今でも素晴らしく美しいし、懐かしい思い出がいろいろと思い出される4時間あまりだった。

DVD出たら買っちゃうんだろうな。。。

4時間もAV設備を快く使わせてくれた元ヤン君に感謝である。