ポリス・ザ・シングルス〜見つめていたい[+2]

2004年6月7日音楽

ポリス CD ユニバーサルインターナショナル 1995/10/08 ￥2，243

ダーツの練習をしながら英国の音楽をかけようということでこれ。

ツッチャカツッチャカ、レゲエのリズムでカッティングする3ピースパンクバンドということでパンクムーヴメントが下火になってきたころにデビューした彼らだけど、このバンドを結成する前は皆それぞれキャリアを積んできたということでいわゆるパンクバンドとは演奏力、曲の難易度、完成度ともに比較にならないのでこういう紹介の仕方はよくないのかもしれないが、このアルバムはまあそんな感じの出自を持つ彼らが解散するまでに発表したアルバムからのシングルカット曲を集めたという入門編としてふさわしい一枚である。
曲順は時系列で並んでいるので、初期のレゲエパンクサウンドからストリングスを絡めたりシンセサイザーを使ったりなどアレンジの幅が広がって曲調も大人びていく様子が楽しめるのも面白い。
（それでポリスが気に入ったら、オリジナルアルバムはわりと中古屋で投売りされているので買ってみるといい）

サウンド的にはレゲエっぽかったり、3ピースバンドのため音数が少ないスペイシーな感じなのでこれから訪れる夏にピッタリだともいえるのだけど、実は歌詞の方はストーカーちっくだったりひきこもり風だったりとわりとジメジメしているものばっか。
そういった意味でも、蒸し暑くジメジメしている梅雨の時期にピッタリな一枚なのかもしれない。