8:2の法則

2002年11月26日
この日記によく登場するフットサルチームの友人は、
「最近つまんないことで悩んでるやつが多いですよねー」という。
その”つまらない悩み”の内容はよくしらないのだけど、彼いわく、昔彼のまわりの友人が経験したというつまらなくない悩みの方は、警察に捕まったりとか薬で眠らされてやられたりとか殺されそうになったりとかそういうことだそうだ。

デンマークのサッカーの元ユース代表とか、フランス外人部隊に行ってしまった飲み屋チェーンのオーナーとか、リアルマネーの虎のパトロンみたいな人とかいろんなジャンルで頑張ってる(?)知り合いがいるというその友人からすればそうなのかもしれないけど、、、と思いつつ、そういやなんでこの人がうちのチームみたいな小市民による初心者フットサルチームにいたりするんだろうと不思議に思ったりするのである。
(それだけに貴重な友人だ)

よく8:2の法則といって世の中の仕事の80%を20%の人がやっていて、残りの80%の人は20%のことしかできない、という話があるけれど、
割合が8:2どころじゃない(10000:1ぐらい?)ことを除けばそれは事実だろう。
10000対1の10000の方の小市民は、1が動かす10000の世界を知ることなく、1の1万分の1のことだけやって人生をまっとうするのだ。

一度しかない人生、そりゃあ誰だって1が操る10000の世界の方を覗いてみたいけど、1が操る10000の世界では上記みたいなレベルの困難が待ち受けていて、北斗神拳みたいに、普通の人は一生使わない、脳の残りの7割を使えるようになったりするんだろう。
そうならない人は”才能がない”から消えていくのだ。
(そういや、一度死にかけた人って特殊能力が身につきがちだと最近テレビでやってた。きっと死にかけるような経験をすると脳がテンパって配線が違ってしまうんだろう)

これまで本気で命かけてなにかやってみたりとかしたことがないヘタレな俺様は、10000のための1の世界でいいや、と思う。

いろんなジャンルでの最近の日本の国際競争力のなさは、一億総中流時代にこんな安パイな生き方が浸透してしまったからだろう。
そういった意味では、日本が経済破綻したりとかもろもろでもう一度地獄に落ちるのも将来的にはいいことなのかもしれないな。
、、、いや、やっぱイヤです。

しかし、10000のための1の世界に何気なく1の人が人知れず潜んでるのかと思うと、「寄生獣」みたいでおもろいなーとは思う。
と同時に、10000のための1の世界でいきがってる奴ってなんてくだらないんだろう。
謙虚に生きよう、謙虚に。

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