MONSTER

2002年9月4日
前の会社の先輩から、浦沢直樹の「MONSTER」を借りて読んでいる。

全18巻で、いま13巻を読み終わったところ。
シーンや登場人物があちこち飛んだりするので連載中に読んでた人は気が散ったり記憶が混乱したりしたんだろうけど、根底の筋が一貫しているのでまとめて読むとけっこうすんなりと頭に入ってくるし、先が気になってしょうがないのでどんどん読める。
マンガにありがちな、途中で筋書き変えたっぽいところとか、無理やりなつけたしみたいなのも無くて違和感もなく飽きない。

主人公は指名手配中の天才外科医なんだけど、同じ浦沢直樹のマンガ「マスターキートン」の主人公はたしか元特殊部隊出身の考古学者で、これって病院とか要暇つぶしグッズの場所においてあって、子供時代に一度は目にするマンガの定番、「ブラックジャック」や「ゴルゴ13」をそれぞれ意識しているんじゃないか、って気がする。
ちょっと孤独な感じで、専門性があって自立してるキャラクター、ってのは少年時代に刷り込まれた永遠の憧れなのか、そういうのが主人公のマンガは感情移入しやすいような気がする。
ずるいぞ、浦沢直樹。

逆に、「YAWARA!」とかそのあとにスピリッツで連載してたテニスのマンガとか、女の子の主人公はただ性格がいいだけで全然魅力的じゃないのは、少年向けマンガとしての魅力ある女性主人公像が確立されてない(?)のが原因なんだろうか。

ということで、俺が将来なりたいものはデューク東郷です。

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